土曜日はこっちのプロバスケットボールチームが初代全国チャンピオンになったのを祝うパレードが、県庁と市役所を結ぶ1`のコースで行われるというので、どんなもんかチャリで様子を見に行った。 パレードは午前11時からというのに、9時前から沿道に場所取りの人が集まっていた。優勝記念グッズを売る店には6時ごろから人の列ができていたとか。14階建ての県庁の窓には4階から10階くらいまでの窓に赤い紙を張って「V」の字を浮かび上がらせ初代優勝を祝った。勝つのはいいことだね。 地元テレビがパレードの様子を45分間にわたってライブ中継をしたが、オープントラックの上の晴れやかな表情の選手たちは「この街にこんなに人がいるとは」とコメントしていた。主催者発表3万人の観客だったが、チャリで県庁と市役所の間を2往復した俺の目では県庁前2000人、市役所前2000人、優勝報告会が行われた広場周辺5000人、1`の道路沿道8000人という感じ。足の数を数えて2で割ったのだからほぼ正しい数字だ。 地元の人だけでなく駅の方からそれらしき人たちがどんどんパレードに向かってきたから、県外のファンもかなりいたとみられる。弊社でも若手をフル動員して、優勝時につくって余った号外約5000部を配りあっという間にはけた。このチームのスタッフは100人以上おり、集まった人たちにチームカラーの黄色のA3の応援シートを配っていた。街中が黄色に染まった感じだ。 こういう時ってみんな気分が大きくなるから財布の紐は緩む。弊社が数年前に作ったチームの記事を張るスクラップブックは500部ほど売れ残り、倉庫の肥やしになっていたが、広場近くで定価を下げて投げ売りしたら、これまた全部売り切れた。俺も行きつけのお花屋さんの店先で「優勝記念」のヒマワリの花が1本150万円で売っていたので1本求め、売り子をしていた産休明けの営業部の女性にプレゼントした。 旧知の社長夫人ともパレード見物に行く途中でばったり会い「社長は今日は野球なんだよね。残念」と声をかけたら、彼女はボールを投げるマネをした。別の都市で行われる始球式にぶつかっていたのだ。この主催試合の観客は数百人。優勝報告会の場に社長が居てほしかったなぁ。 |
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