隠居志願のつぶやき2017

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...... 2017年06月02日 の日記 ......
■ 先月読んだ本   [ NO. 2017060201-1 ]
 う〜ん、月日の経つのは早い。あと2週間でクビとあいなった。今週夜は月曜から送別会続き。ありがたいことである、ということで5月に読んだ本。
 養老孟司・南伸坊著「超老人の壁」。前の会社から出た本。タイトルで買わせようという前の会社出版セクションの本。たいした内容ではない。原田マハ著「ジヴェルニーの食卓」。マハさん得意の印象派画家のエピソードを盛り込んだフィクション。モネとかの短編集。彼女は長編の方がいいと思った。
 竹内政明著「読売新聞編集手帳 第13集」。ちょうど十年前の読売の1面コラム。竹内氏の脳ミソは一体どうなっているのか。とにかくいろいろな名セリフ、賢者の一言の引き出しがすごい。感心したのは随筆家の内田百聞が「某くん」とせず「甘木くん」と書いたなんてさらっと言ってのける。なるほど「甘」と「木」を足せば「某」である。
 葉室麟著「風のかたみ」。武家の妻たちの話。まぁこのくらいは書くだろう。5月末には女医さんの活躍を取り上げた「潮騒はるか」も読んだばかり。主人公の凛とした立ち居振る舞いが似かよっているので、頭の中がごっちゃになっている。角居勝彦著「競馬感性の法則」。名調教師に数えられる角居氏が競走馬の使い方やG1レースをどうとらえているか語った。こういう新書を読むと角居厩舎の馬の馬券を買いたくなるが、たいがい外れる。困ったものだ。
 週刊文春編集部著「文春砲」。新谷学編集長の仕事のやり方の本を4月に読んだので、今度は文春のスクープを裏側を示したこの新書に手を出した。まぁ、たいしたものである。その後も文春は前川前文科事務次官の独占インタビューを載せたりしている。中央紙はどうした!読売の前川出会い系バー出没の”特ダネ”はいったい何のつもりだ。原田マハ著「リーチ先生」。日本の陶芸を浜田庄司らと引っ張ったバーナード・リーチ。リーチに師事した若き陶芸家の目を通じてリーチの思いを活写した。これ力作だ。
 竹内政明著「編集手帳第12集」。上京のお供には最適な新書だが、まだ11巻残っている。じっくり読もう。

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