クビまで10日を切った。素浪人になってからも行きつけの高級居酒屋常連による送別会、会社の中国語仲間による打ち納めがあるのだが、そろそろ引っ越しの手配をしておかないとと思い、きのうは電話帳に大きく宣伝広告が載っていた業者に電話した。 窓口に出たのは対応のテキパキとした美人である。聞けば担当になって6年目で千葉県のコールセンターから対応していると言う。で、24日の引っ越し希望、行く先は西国分寺。荷物は@大型家電はほとんどなしA大物はライティングデスクと120a幅の本棚B衣類は4年前引っ越し専用の衣装ケースで運んできて量は増えていないC重いものは本――と告げると、最初は9日に下見に来ることになっていたが「下見なしでも大丈夫そうです」。 それで19日に段ボールの箱が届くことになった。「本が重そうですから小15個、中10個でいかがでしょう。全部新品のボックスでなくてもよろしいですか?」と言うので、了とし「ところで料金はいくらくらい?」と尋ねたら「ちょっと距離があるので……。こちらにお越しの4年前はおいくらくらいで?」ときた。 で「う〜ん、忘れちゃったなぁ。7〜8万円くらいだったかな」と言ったのがまずかった。「ちょっとお待ちください」と言って、2分ほどして「24日の出発の時に8万6400円現金でお支払ください。到着は26日です」。しまった、こりゃ5〜6万円だったと言っておけば、6万4800円になったかもしれない。3、4月の引っ越しシーズンと違い、今月末はそう混んではいないはず。もっと強気に出られたのに、人間、突然聞かれるとなかなかウソは言えないものだ。 これが今時の若い人ならいろんなところに当たって一番安い業者を選ぶのだろうが、おじさんになるとそういうのが一番面倒なんだよね。これでこっちの尻が切られた。引っ越すまでいろいろやることがあるなぁ。 × × × × 今週の拙宅の花は淡いピンクの大輪のバラ「リメンブランス」に桃色のカンパーニュ、それにアクセントとして真紅の大輪のバラ「レッドエレガンス」です。 |
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