きょうの竹橋の新聞夕刊を読んでいたら、オウムに狙われたこともある牧太郎元サンデー毎日編集長が、コラムで10月10日に73歳になったが、70を超えてから脱腸、肺がん、肋骨骨折で入院。健康のありがたさがよく分かると書いていた。とはいえ、73歳で毎週大きなコラムを任され、ファンも付いているのだから、幸せだろう。 10月10日はかつてのスポーツの日。この日が誕生日の知り合いに、今はタイのチェンマイに居ることが多いナンコーがいる。10日に電話して「おめでとう」と伝えると「そんなことを言ってくれるのはお前くらい。しばらくは日本にいる」と言うので、お祝いの会をすることになり、この前の日曜日夜、国立の野菜の美味しいレストランで会った。 経営者であり不思議な絵を描くナンコーは見かけによらずアルコールがまるで駄目。何か飲む?と言ったら「水でいい」と言う。で、俺は赤ワイン、彼は水で、国立野菜の串焼きだのしいたけのアヒージョだの生ハムだのピザを食った。 タイでは毎日のように午前はゴルフをし、午後は曼荼羅のような絵をパソコン上で描いている。一時、タイ人のキャディーさんといい仲になったようだが、向こうがいろいろ求めてくるので、もう面倒になったとか。ルート66にふさわしい心境の変化である。 タイに居てもインターネットで株価は確認できるし、新聞もテレビも見ない日常だが、ユーチューブでいろいろ情報を得ているみたいで、「日本の新聞はもうすぐなくなるな。NHKなんて大事なことを放送していないやんけ」と言う。ルート66にして、ナンコーのようなユーチューブ漬けがいるんだから、若い世代に新聞・テレビが見向きもされなくなっているのは仕方のないことか。 「第1報をつかむ記者の存在は絶対に必要だが、そのコストをどうやって確保するかがマスコミの大問題。いい時に卒業したよ」と俺。ほんとに新聞を読んでいる人を東京では見なくなった。 ナンコーには黒い線で微細に描かれた曼荼羅のような不思議な絵をもらい、西国マンションのテレビの上に飾ってある。「色が付いていないのでテレビの邪魔にならない」と言ったら「このシリーズ、あと10作くらい描けたら死んでもええ」だと。絵のことはよく分からないが、他人にはないものを描いている自負があるのだろう。「今の絵は塗り絵が多くてな」とキョーレツなことをお話しされてました。 × × × × × 今週の拙宅の花は濃いピンクと淡いピンクのバラ、それにピンクのブバリアです。Content-Disposition: form-data; name="image"
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