きのうの勤労感謝の日は福島会のゴルフが予定されていた。しかし、前夜からの雨。ほんにこの秋のシーズンは天候に恵まれない。しかし、天気予報は12時ころには雨は上がり、昼過ぎには日も差すとなっていた。で、ゴルフバッグも宅配便で送ってあることだしと、頭目の悪行さんが地主の東松山市のゴルフ場に出撃した。
スタートは９時10分。雨は全くやまない。俺や悦ちゃん、ゲストのＳくんが雨合羽に着替えているというのに、来年年男の悪行さんは「これでもやるの？」となかなか雨具を着ようとしない。「昼には上がりますよ」とようやく重い腰を上げさせた。
果たして１ホール目のミドル。悪行氏の３オンしたボールが、パットしてもグリーン上の水で途中で止まってしまう。「これではなぁ」。で、前半はニアピン・バーディーは得点とするものの、金銀銅鉄のオリンピックは採用しないことにした。
３ホール目のショート。Ｓくんニアピンゲット。４ホール目の短いミドル。悦ちゃんはセカンドショットをピン横30㌢に付け、オーケーバーディー３点である。前半を終わって好調な悦ちゃんは43。「初の80台を目指すぞ」と意気軒昂である。俺はロングで10を叩いたのが響き56である。やる気のない悪行さんと全般的に不調のＳくんは57である。
予報通り、７ホール目あたりで雨はすっかり上がった。27ホールあるこのゴルフ場で一番難しいとされる９ホールを回る午後が本番である。オリンピックも採用される。昼はゲン担ぎにオリンピックがよくできるカツサンド＆コーヒーにした。
最初のロング。俺と悦ちゃんボギースタートだ。シャンクを繰り返した悪行さん、10鉄である。次のミドル、俺ダボ、悦ちゃん右のがけ下に落としトリプル。悪行氏は乗せるまで苦労し、なんと10金。「百金」は聞いたことあるが「十金」なんて聞いたことないぞ。
３ホール目のミドル、左に引っ掛けた悦ちゃんはダブルパーで80台の夢はあえなく消えた。ところが悪行さんは３㍍の銀を決め、一気通貫リーチである。悪行さんは次も鉄、５ホール目も鉄を決め、６ホール目のロング、６打目をグリーン脇にはずし３㍍のダイヤモンドパットがピンに吸い込まれた。一通完成。いったい何なんだ。
俺は７ホール目でやっと銅パットが入り、オリンピック初参加。悪行さんは８ホール目のショートで鉄のカンを決め、後半だけというのにオリンピックは30ポイントの荒稼ぎである。ねっ、雨でもプレーしてよかったでしょ。後半のスコアは俺53、悦ちゃん55、Ｓくんと悪行さん同スコアの58である。
トータル109で、オリンピック大敗ではあったが、久々にまずまずのゴルフが楽しめた。朝ピーピー泣いていた悪行さんは「６連続ワンパットなんて初めてだ」と札束を前にご満悦。しかし、115のスコアは誉められたものではない。後半55と崩れた悦ちゃんは「100を切ったのは俺だけだ」とうそぶいた。ベストスコアが88のＳくんだけが「いったいどうなっているんだ」と不満顔だった。まぁ、いろいろなことがあるのが芝刈りなのである。
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