土曜日は竹橋の新聞社入社同期による２組の芝刈り大会だった。６年前から悦ちゃんの八王子のホームコースで年に２回開いている。当初は同期だけで８人集められたが、もうゴルフはいいという奴も出始め、最近は年次の近い人に「目付役」で出場してもらい、２組を確保している。
昨年10月雨の中で行われた第12回大会では、はるばる京都から参戦したＫくんが、ひとのボールを探しに行ってやり斜面を滑り落ちて顔面を強打、一時意識を失い救急車で病院に搬送される大アクシデントがあった。コンペは直ちに中止。そのＫくんにはぜひ出場してもらいたかったのだが、まだ左手が肩までしか上がらず、賞品に焼酎「森伊蔵」（４合瓶）を提供してくれた。
これをスタート前紹介し、ベスグロの賞品にすると言ったら、呑兵衛のＭくんや１、２着の賞金が当たらない目付の目つきが変わった。ニンジンをぶら下げて馬を走らせるような効果を「森伊蔵」が発揮したのである。
俺は３ホール目のショートでニアピン間違いなしと思ったのに、後ろの組でトータル150も叩いた意外性の男、ＭＭくんに内側につけられガックリ。それでも前半50にまとめた。後半は前半よりスコアがまとまるコースだから、きょうこそ100が切れそうと思ったのに、雨上がりで固いバンカーで出すのに３つ、５つとかかり、打ち降ろしロングでここでは初のバーディーを決めたものの54。あ〜あ、がっかりだ。
一緒に回ったＳくんも午後２つのニアピンを後ろの組の悦ちゃんにことごとく消され、俺がバーディーのロングで池ポチャ連続３回で14も叩き、発狂しそうだった。新ぺリアによる優勝は目付の健さんだが、権利なし。90で回った２位の悦ちゃんが優勝賞金5000万円を手にした。３位は目付のＴくんで88。ベスグロで高級焼酎を手にした。準優勝に繰り上がったのは「キャディーさんの言うことを聞いてパットが入った」と上機嫌なＭくん。珍しく96で回った。よほどうれしかったのだろう。ホールアウト後抱きつかれた。あー、気色わりー。92なのにブービーは目付のトンちゃん。賞品の保冷バッグが当たったし、一通も作って荒稼ぎしたから出場した甲斐はあったのではないか。
秋の13回大会には何としてもＫくんに出場してもらいたいなと、焼酎のお礼を兼ねて結果報告のお手紙を出したところである。 |
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