来週誕生日を迎える次女に「お祝いをするからいつがいい?」とメールしたが、なかなか返信が来ない。で、会社用のケイタイに電話したところ「もういい年だから、祝ってくれなくていいよ」と言う。「そういうものではないだろう」と十連休のどこかを空けてもらうことにした。 宇都宮で餃子で祝った時は「永遠の16歳×2」と洒落たことを言っていた。昨年は「永遠の17歳×2」を立川のイタリアンで祝った。ということは永遠の17.5歳×2かぁ。う〜ん。 で、次女がまだほんまもんのローティーンだったころのことを思い出した。まだ幼稚園の年長さんだったころ、俺は母親の願いを聞き入れて×を付け、次女は八王子の山奥に住む母親の下で育った。ある日、次女が書類を手に国立の俺のマンションにやってきて、保護者の署名捺印がいるので、判を付いてくれと言う。みるとプロダクションへの応募書類で、歌手になりたい、と言うのだった。歌は下手ではなかったが、簡単にプロデビューできるとも思えない。 それで、「こういうのはお母さんのハンコじゃないの?」と言うと「お母さんじゃぁ言うことを聞いてくれそうにないから、お父さんのところに来てるんじゃないの」と語気鋭く迫る。持ち歌3000曲を誇る俺も歌には少々自信がある。で、「点数が出るカラオケでお父さんに勝ったら、考えてもいい」とか言って、その場をごまかした。 秋田支局時代は「原稿は切らしても歌は切らすな」をモットーに、支局員と一緒によく「山路」(数年前店をたたんだ)というカラオケスナックに行き、どの曲を歌えば高い点数が出るか熟知していたのである。総じて演歌には点数が辛く、童謡などには高得点が出る。 ただ、持ち歌を歌うのでは面白くないので、カラオケでは歌のしりとりをすることにしていた。前の人が歌った曲の歌詞とかタイトルに関連のある曲を次に歌うというもので、「赤いハンカチ」に「白いブランコ」というような反対概念でもいい。これをやるとレパートリーが格段に増えるのだ。 浜崎あゆみとか安室ちゃんの英語のタイトルの歌を得意としていた次女とカラオケしりとりをすると、英語の意味がよく分からず、しりとりにはずいぶん苦労したっけぁ。今は次女の仕事が忙しすぎ、カラオケにも行かなくなったが、そうか、誕生日には歌でも歌って過ごそうか。 |
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