隠居志願のつぶやき2017

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...... 2019年05月08日 の日記 ......
■ 宇都宮名言集   [ NO. 2019050801-1 ]
 連休中に出かけた餃子の都では、ふだんは会えない何人かの人と話した。旧知の方もいたし、初めて会う若者もいた。きのう夕飯のお弁当を求めに寄ったデリの店のF嬢に「十連休、中国語、生物学、芝刈りで遊びまくった」と話したら、「いつもと同じじゃないですか」と返されたが、いつもの顔ぶれとは違う宇都宮の人との会話には印象に残るフレーズがあった。そんな名言を紹介すると……。
 行きつけだった珈琲屋のママに前々から話を聞いてあげてくださいと言われていた、竹橋の新聞社の支局員Rくん。休日出番で午前中ひと仕事をこなしてきたという彼は「3年生が言うのもなんですが、支局長がアホで困っているんです」。統一地方選への対応などが腹に据えかねている様子。しかし、3年坊主にそんなことを言われる親方も困ったもんだ。Rくんとは今回初めて会ったのだが、見所ありと思い、2時間も話が弾んだ。安月給に頭にキノコ状態のようだが、「いつでも辞められるが、支局だけでなく本社の様子を知ってからでも遅くはないよ」と伝えた。
 玉ちゃんママが誕生日だった最高級居酒屋Kで久々に行われた町内会の会合には、栃木の新聞社の日光今市総局長の重責にあるM嬢が顔を出してくれた。玉ちゃんへのプレゼントをちゃんと用意してくれていたのは、さすが。お勘定の段になってM嬢の曰く「私、今が一番偉いんだから、ここは御馳走させてください」。そうはいかんと割り勘にするつもりだったが、四分六で彼女が多く払った。
 Kの前に寄った喫茶店OではYママの名言。「私、うなぎやの娘なのに、うなぎが嫌いなのよね」。栃木を2年前離れる際、実家が鹿沼市でうなぎ屋をやっているイラストレーターの美女に「一晩空けてください」と言われ、Yママも知っている女性記者M嬢の運転で鹿沼に行き「家庭料理といううなぎ尽くしをゴチになった」という話をしたところ、前記の言葉が返ってきた。こりゃ、ちと、不幸だよな。
 栃木の新聞社の社長だった鬼瓦が贔屓にしていた蕎麦屋には、裏口から顔を出し、がんで闘病していたおかみさんの様子を尋ねたら、大将が「かーちゃんか?去年の9月に死んじまったよー!」。手術後、いっときは店先に立っていたおかみさんだったのに……。それ以上何も言えなかった。生きている人間は死へ向かって歩を進めているという厳然たる事実を、今更ながら思い知ったの
だった。

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