これまでの中国語学習の呼びかけは１コ下のＳくんから発せられることが多かった。しかし、今年に入りＳくんは絶不調。そこら中に負債の山をつくっている。それで嫌いじゃない、いや大好きな広告のエース、てっちゃんが組閣工作をすることが多く、とはいえ、彼も仕事で忙しいことから、往時は週３回も勉強していたのに、２週間も場が立たないことがままあった。
先週金曜日夜、てっちゃんの呼びかけで集まったのは、長老、俺、それに「引退」のうわさも出ていたＳくんである。３カ月ぶりに会うＳくんは少しやつれた感じ。こんなに長期間会わなかったのはこの20年なかったことだ。「いやー、仕事が忙しくって今週でやっと解放される」とのことである。
このメンバーで囲む麻雀は楽しい。長老がうまく立ち回ってやや浮きの他は、俺、てっちゃん小破。Ｓくんがまた負け頭になった。まぁ雀荘の独り勝ちみたいなもの。Ｓくんにおつりの野口英世が何枚かいったところで、「野口くんを３人頂戴。端数をなくして切りがよくしよう」と持ちかけたところ、長期間に借りていることに引け目を感じているＳくんが、これに応じた。で、小破だったのがちょい浮きになった。
今週末はマンション管理組合の打ち合わせなどがあり「週末は無理。可能なのは火・水」とてっちゃんに伝えておいたところ、バイト休みのきのうの昼下がり、「組閣できました」の連絡。場所はいつもの吉祥寺の雀荘である。Ｓくんも懲りずにやってくるとか。もう一人は一番の打ち手、整理のＫ部長だ。
序盤、ようやく勝負勘を取り戻したＳくん。トップは取ったが、中盤、強気の打牌がたたってＫくん、てっちゃんに二人当たりとなり、倍満、ハネ満で一気にハコテン。ラストの半荘でも同様なシーンがあり、Ｓくん大敗。Ｋくんの独り勝ちとなった。Ｓくん、てっちゃんが負けては二人に大きく貸しのある俺は立つ瀬がないのである。Ｓくんの往年の引きの強さはいったい、どこへ行ってしまったのだろう。弱いＳくんと卓を囲んでも面白くないのである。
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今週の拙宅の花は「ヴァニティールージュ」という赤い大輪のバラと「セレブグリーン」という緑がかった白いリシアンサスです。 |
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