大学バドミントン部の同期は12人。一人は女子バド部の生みの親のK嬢。一番元気だったTくんは12年前がんで他界。主将のMとずっと関西勤めのOB係、Sをのぞく8人がゴルフをするというので、十年ほど前から春秋にグリーン上に集まっている。そのうち3人はカミサンの方が上手で、夫婦で参加するからずっと11人のコンペだった。 昨年11月の大学卒業45周年の集まりで、2年の時に部を止めたHに久々に逢った。彼は家を継いで出身富山の車のディーラーの社長を長く勤めていた。大手石油元売りの金沢支店長をしていた副将のZとは、時折り北陸で芝刈りをしていたらしい。そんな縁で、今年3月に千葉で開いたコンペにはHも初参加。そこで「秋はぜひ富山の名門コースに来て」ということになり、水木と初めて北陸新幹線に乗り、富山に出張ってきた。 俺はお袋の父親が富山に住んでいたこともあって、60年ぶりの富山である。名門、呉羽カントリーで行われたゴルフは、2ホール目のショートでニアピンをゲットしたものの、この十年で最悪のスコア。優勝は神戸から参加の広報のEである。ゴルフは散々だったが、地元のHがアレンジした前夜祭はなかなか楽しめた。 名産の海の幸を食わせるとのことで赴いた居酒屋では、全員に寿司の盛り合わせ(1280両)とブリなどがおいしい刺身の盛り合わせ(1000両)、それにノドグロの塩焼き(1880両)が出た。俺は魚食いではないが、このノドグロはベラボーにうまかった。(体育会幹事Yの夫人は菜食主義者とかでサラダなどの別メニュー)あとはみんな好き好きに酒やつまみを注文したのだが、割り勘だといろいろ問題がでるので、冥々に番号が割り振られ、11人(女子大コーチで今は金沢在住のAのカミサンは翌日のゴルフのみ参加)が個別に勘定を払うシステム。よくこんな面倒なことを店が引き受けたと思った。 広報のOは12番で生ビール2杯に冷の日本酒、会計の19番Wは最初から富山の日本酒をくいくい、副将の11番Iは寿司だけでは足りないとみえて焼きおにぎりも食ってやんの。下戸の18番主務だった俺はハイボール1杯で過ごしたので、トータル5500両と安く上がったのだった。もっと下戸のZは最初からウーロン茶だったなぁ。Hくんの設営はなかなかの名幹事だった。19番さん、ちょっと飲み過ぎ、11番さんちょっと食い過ぎだよ。 |
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