隠居志願のつぶやき2017

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...... 2019年12月04日 の日記 ......
■ 真理(まこと)くん   [ NO. 2019120401-1 ]
 きのうの夕方は珍しく渋谷まで行き、宮益坂をとことこ登って青山学院キャンパスまで出張った。駅からだと高低差は15bはあるだろうか。「ブラタモリ」でやっていた渋谷駅が谷底だったのが実感できた。青学の校内に入るのは生まれて初めて。クリスマスを前に正門から200bのところの大きな木に赤やオレンジ色の電飾がほどこされている。さすが、アーメンの大学だ。
 青学に行ったのは高校の同期生で新設の学部のトップを務めているSくんとちょっと打ち合わせることがあったためだ。一学年8クラスあった高校時代、Sくんと同じクラスになったことはないが、中学時代の仲間KがSくんと仲が良く、おもしろい奴で名前を女子のような「真理」というのだが、「ま」にアクセントを付けた「まこと」というのだということは知っていた。
 Kと一緒に赤門に進み、どうやら社会学の大家になったらしく、俺が秋田の親方をしていたとき、学会で来秋し一夜酒を飲んだ記憶がある。そんなこともあって、ずっと賀状の交換は続けていた。Sくんの頼みは新聞の取材のやり方について授業で1年生に講義してくれというもの。研究室でどういう学生で何を目指しているかの話を30分。「だいたい分かった」と言ったら「俺の顔をつぶすなよ」と恐ろしいことを言う。
 それから来年、助教になるアンちゃんと一緒に焼き鳥屋へ。話はもっぱら高校時代の同期生の消息について。アンちゃんはこの手の話に何度も付き合っているようで、会ったこともない俺らの同期生の話にうなづいている。なかなか厳しい徒弟制度とみた。
 俺の通った高校は某大付属で、4つの付属中学と「外部」と呼ばれる公立中の成績の良い入学者からなり、付属世田谷中と俺らの小金井中出身者とは最後までなじまなかった。静岡県伊東市出身で下宿していた「外部」のSくんは世田谷出身者と仲良くした方が楽しい高校生活を送れると判断したとか。高校生のころからなかなか世渡りがうまかったわけだ。東大教授から十年ほど前、青学に移ってもうまいこと学内で泳いでいる様子。しかし、50年も前の高校時代がありありと思い浮かべられる酒飲みは珍しく楽しかったのである。
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 今週の拙宅の花は、淡い赤の「イブピアッチェ」というバラにユーカリの葉もの、ピンクのスイートピーです。

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