防火・防災も大きな仕事のマンション管理組合の役員をしているのだから、見なくちゃなぁと思いつつも、辛い映像が流れるのだろうと敬遠していたNHK特集「体感 首都直下地震」の第3夜を昨夜見た。30年以内に70%の確率で起きるとされる首都直下地震が発生したらどうなるかをテーマにした4夜連続のドラマ。12月2日午後4時、マグニチュード7.3の大地震が発生。NNJテレビのニュース番組では、メーンキャスターが行方不明になり、サブキャスター役の小芝風花が被害を伝える。彼女自身も妹と連絡が取れないなかで仕事を続けるという設定なのだ。 きのうの第3夜は、地震から丸2日がたち、港区のタワーマンションで安全が確認されていないのに、エレベーターを動かすため電気を使えるようにしたら、「通電火災」が発生、タワーが炎に包まれ、これを取材中のヘリコプターがドローンと接触して墜落する。震度6の余震でテレビ局のニュースセンター内がグシャグシャになるなど、臨場感にあふれ過ぎるシーンをやっていた。あまりの迫力に見ていてどっと疲れた。避難所では食料が足りず「隣の奴らが奪いに来るんだ」のセリフも。 ドラマの後は室内でけがを防ぐには家具が倒れるのを防止するつっかい棒をするとか、枕元にジョギングシューズを置くとかのご指導。とにかく自分で自分の頭と足を守れ!というのが印象的だった。首都直下地震が起きたら、避難所では避難者を収容し切れない。特にマンションは造りが頑丈なため自宅避難が望ましいとのこと。そうなると1週間分の食料備蓄、水の確保が欠かせないだろう。 それで昨夜は寝る前、布団を敷いてある和室で箪笥よし、本棚よしと確認したが、俺はいったん眠ってしまうと何があっても起きない方だからな。朝6時前に発生した阪神大震災では自宅で家具の下敷きになって命を落とした人がかなりの割合に達したというのもやっていた。 みんながちょっとは食料備蓄に取り組み、けがをしないように心掛ければ、いざという時はかなり違うと思うが、のど元過ぎれば……が人の常だからなぁ。さて、これから最終回の第4夜を見なくっちゃ。ドンデン返しがあるとのことだが、どうなるか。 |
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