隠居志願のつぶやき2017

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...... 2019年12月06日 の日記 ......
■ 奇特な読者   [ NO. 2019120601-1 ]
 竹橋の会社時代の中国語勉強仲間で”わがままおじさん”と呼ばれたY氏から、5年ぶりに電話がかかってきたのは2週間ほど前だった。「囲んでいる?俺はもうひと月に一度、東京駅前の雀荘でやるだけなんだけど、12月の定例会に欠場者が出て、代打を務めてくれないか?」と言う。麻雀とゴルフの誘いは先約がない限り断ったことがないのだが、知らない奴と囲んでも面白くない。それで「バイトの日でダメ」と断った。
 このやり取りを勉強仲間でY氏が苦手なてっちゃんに話し「あの遊び大好きな長老がY氏とはもう一緒には囲まないと怒ったことがあった」と言ったら、彼はこの顛末を知らないようだった。「親しき仲にも礼儀ありだ。あの言い方は許せねぇ」と温厚な長老が怒った晩のことは、このつぶやきの前身「冷奴の部屋」で「ああ、ついにその日がやってきてしまった」と書いたことがあった。
 で、てっちゃんにそのコピーをあげようとおもったのだが、20年近くブログを書いているため、それがいつ書いたものか分からない。自宅にあるスクラップブックの十年ほど前の1年分にざっと目を通したのだが、見つからない。こういう時はブログ監視役に頼むしかないと、宇都宮時代、俺から三十数冊のスクラップブックを借り出しスキャンしたとおぼしきN嬢に「わがままおじさんの麻雀に長老が腹を立て、もう俺を呼ぶな、と言ったのはいつだか分かる?」とメールしたら、即刻、2010年10月21日と連絡があった。
 その日のブログをコピーして、てっちゃんに渡したら、大事に畳んで胸の内ポケットに入れた。もうウエブ上からは消えてしまった「冷奴の部屋」だが、書き手より詳しい奇特な読者がいるものである。

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