隠居志願のつぶやき2017

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...... 2019年12月26日 の日記 ......
■ 古典的な贈収賄   [ NO. 2019122601-1 ]
 秋元司(48)という現職の国会議員が東京地検特捜部にクリスマスの日、逮捕された。カジノを含む統合型リゾート(IR)事業への参入を目指していた中国企業から賄賂300万円を受け取ったという収賄容疑である。秋元は東京15区選出の自民党の衆院議員=逮捕後自民を離党=で、IR事業を所管する副内閣相、副国交相だった17年9月、IR企業への参入に有利な取り扱いを受けたい中国企業から現金300万円を受領、さらに、18年2月家族で北海道旅行への招待を受け約70万円の利益供与を受けたとされる。
 16年12月の衆院内閣員会で、委員長を務めていた秋元は「IR整備推進法案」への強行採決に踏み切ったこともある。あまりにあまりに古典的な贈収賄事件。検察が国会議員を収賄容疑で逮捕するのは実に17年ぶりとか。こんな奴をのさばらせておいたのではお天道様が泣くわな。安倍政権はまた、トカゲのしっぽ切りにするつもりだろうが、IRは一応看板政策だったはず。その中心にいた男が汚れた金に手を染めていたとなれば、”輝かしい”長期政権に傷がつくというもんだ。
 俺は大の博打好きだが、日本人に親しまれている競馬、パチンコがあるなかで、何もカジノまで造ることはないと思うんだよね。俺の大学時代の友人が三井物産時代からもう15年もこのカジノの旗振りをしているのだが、絶対に特殊な利権が生まれるとみていた。金持ちから金を引っ張り出し、貧しき民に撒くというのは、所得再分配の点からよろしいかとは思うが、ほんとの金持ちは貯め込むばかりで博打には手を出さないんだよね。
 加えて日本のIRに乗り出そうというのは、米国や中国など海外の業者というのも気に食わない。カジノ業者が儲けてちゃんと国に税金を納付するならいいけど、莫大な金が外国企業に入るんではなぁ。俺なんか中央競馬会(JRA)にこの40年間でかなり預金をし、JRAは剰余金の形で毎年けっこうな金額の国庫納付をしているのだ。さほど所得税・住民税を納めていない俺だが、JRAの国庫納付に加え、タバコ消費税など国庫への貢献は大きいのだよ。

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