きょうを入れれば19年はまだ5日あるが、あすは俺が幹事長の4組の芝刈り、あさっては畳の交換と宮野さんのライブ、30日は麻雀の打ち納めがあるので、もう今月読み終わる本はないだろう。30日にはことしの本のベストテンをやるということで、今月読んだ本。 飯間弘明著「日本語をつかまえろ!」。三省堂国語辞典の編纂者の飯間氏は先月読んだ「知っておくと役立つ街の変な日本語」など、いま言葉への関心が最もある方。これは毎日小学生新聞に連載された連載をまとめた本。俺の時はこんな面白い企画はやらなかったなぁ。大崎梢著「彼方のゴールド」。この著者の週刊誌記者の生態を描いた「スクープのたまご」が割と面白かったので手にした。今回はスポーツ雑誌記者の生態。あんまりという感じ。 岸本佐知子著「なんらかの事情」。この著者には講談社エッセイ賞を受賞した「ねにもつタイプ」がある。先月読んだ「ひみつのしつもん」の7年前にこの「なんらかの事情」を出していることを知り、文庫本で読んだ。岸本さんは不思議な感覚が魅力。ブレイディみかこ著「ぼくはイエローで、ホワイトでちょっとブルー」。英国で息子を育てるみかこさんが、日々ぶち当たる差別とか貧困などの問題を息子と一緒に考えていく。なかなかの好著。 更科功著「残酷な進化論」。このNHK新書は面白かった。ホモ・サピエンスがネアンデルタール人を殺したとする「絶滅の人類史」の続編のような新書で、進化は良い方に向かって行くだけだはないという見方にはなるほどと思わされた。早見和真著「店長がバカすぎて」。タイトルにだまされ手にしてしまった。箱崎みどり「愛と欲望の三国志」。「三国志」は宮城谷昌光の大著を読んだが、箱崎さんのように浸りきれなかったからなぁ。 黒川博行著「桃源」。刑事二人の関西弁のやり取りは面白いが、ストーリーはちょっとかな。吉岡秀子著「コンピニおいしい進化史」。俺、コンビニメシは食わないと決めているので、あまりコンビニに出入りしていないが、コンビニファンにはおもろい新書だろう。どうも11月読んだ本をつぶやかなかったみたい。下村進著「2050年のメディア」と森健著「小倉昌男 祈りと経営」が面白かった。 |
|