昨夜はこのひと月で一番遠くに行った。「よしきゅう」のラーメンが食べたくなり、三鷹北口まで遠征したのだ。久々に食するここのラーメンはなかなかである。夜は8時半に店じまいとか。23区内に行けるのはいつになることやら、ということで4月に読んだ本。 北方謙三著「チンギス紀 七 虎落」。テムジンが次第に勢力を増してくる。何巻まで続くのか、このシリーズ。内田樹著「サル化する世界」。ちょうど民主主義を考えねばならない局面にあり「敵と共生し、反対者とともに生きる」というフレーズにいたく感激したのだが……。凪良ゆう著「流浪の月」。今年の本屋大賞受賞作。初めて読む作家だが、こういう設定もあるだろうと思い、非常に面白く読んだ。 「向田邦子ベストエッセイ」(ちくま文庫)。テレビ「七人の孫」「寺内貫太郎一家」などの脚本を書いた向田はエッセーの名手でもあり、「父の詫び状」「思い出トランプ」などに親しんだこともあった。その向田が航空機事故で亡くなったのが1981年。もう39年にもなる。ちくまからこのエッセイ集がでて、読んだが色褪せない。うまいものである。 「国立三角駅舎物語」。国立の増田書店に並んでいた。三角屋根の駅舎はこの春復元された。駅北口にあったケーキ屋「白十字」を作家、中上健次が根城にしていたという記述があり、そのころ俺は家庭教師に行く前、ここでよくケーキを食っていたのだった。遭遇はしなかった。毎日新聞社編「汚れた桜」。俺は「桜を見る会」はシンゾーくんの命取りになる事案を見ていたが、コロナが吹き飛ばしてしまった。紺野浩著「都市計画家 堀切善次郎伝」。旧友浩ちゃんの自費出版。立派な内容である。 太田愛著「天上の葦 上下」。先輩に薦められ読んでいた時は面白かったのだが、中身を忘れてしまった。花田菜々子著「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」。タイトル通りの本。次女が読書感想文の課題図書に提案した本だが、大学生にはちと高度な感じがする。沢木耕太郎「旅のつばくろ」。1日につぶやいたがいい感じの本だ。 |
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