1月27日のこの欄で、ブログを書かせてもらっている国立・書簡集のコーヒーが新年から300円アップし1000円になったとつぶやいた。そこには30年前に995円だった赤坂・六本木の茜屋珈琲店の話を紹介しつつ「1000円コーヒーは高いことは高い。俺としては、コロナで来店者数が減った喫茶店は辛い日が続いているが、この店が閉店しないことを祈るばかりだ」と書いた。 きのう4週おきにいい男にしてもらっている国立のびよういん「メッセ」に行った帰り、書簡集に寄ったら外から見えるメニューの看板にブレンド800円とあった。で、主人の中井さんに「値下げしたの?」と尋ねたら、「えぇ、まぁ。しばらくはこれで行こうかと」。3月からコーヒー1杯800円とのことである。賢明な判断と思えた。3ケタのコーヒーと4ケタのコーヒーとでは印象が全然違うからである。 800円のコーヒーで10人が来店するのと1000円のコーヒーで8人が来店するのでは、売上額に変わりはないが、俺のドタカンでは800円の方が来店者はかなり多くなると思う。ずうっと600円だった書簡集のコーヒー。3ケタのままの方が抵抗が少ない。 実はウチのマンションでも窓口や清掃の委託料引き上げを管理会社から通告されたことから、38年間のマンションの歴史始まって以来、初の管理費の値上げを5月末の総会にはかることにしている。現行月額は高層棟5800円、エレベーターのない低層棟4300円。周辺の団地に比べて管理費の水準は低い方で1000円くらい値上げしても問題はないと思ったのだが、4ケタの印象はきついと考え、700円のアップを考えている。 なんで700円なのかという問いがあったら、委託料の引き上げが吸収でき、引き上げ後は高層棟が6500円、低層棟が5000円となり「切りがよく分かりやすい」というしかないと思っている。 |
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