朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の展開が早い。自分を捨てて恋人と渡米した母親とのいやな思い出を振り払うため、岡山から大阪に出てきたるいちゃん(深津絵里)は、クリーニング屋の店員をしていたが、トランぺッターの大月錠一郎(オダギリジョー)といい仲になり結婚。スランプになりトランペットが吹けなくなったジョーの転地療養で京都へ。そこで回転焼の店「大月」を始める。これで母親が生まれたあんこ屋と物語がつながる。 このヒロインを演ずる深津絵里は実年齢が49歳なのに、20代の役をなんなく演じていてすごい。見ていて回転焼って聞いたことないぞ、今川焼じゃないか、と思っていたら、「あさイチ」の朝ドラ受けでゲストのマラソン解説、増田明美さん(成田高出身)が「千葉の方では『あまたろう』っていうんです」。先週あたりから朝ドラにはまり始めた長女も「館山で勤めていたころは、みんな『あまたろう』って言ってた」。 それでちょっと調べたら、江戸は神田の今川橋あたりで売り出されたので今川焼。これ、広辞苑に出てました。愛媛の人が同様なものを考案し、これが「大判焼」。関西では回転焼ということが多く、黄金焼、満月焼というところもある。これは冷凍の今川焼を作っているニチレイのホームページの情報だ。 となると食ってみたいじゃない、今川焼。西国から近いところで売っているところはないか?とググってみたら、中野、新宿、調布にあることが分かった。と、立川の高島屋地下で「御座候」という店があるという極秘情報がもたらされた。で、きのう長女と立川にでかける用があったので、高島屋をのぞくとありました。「御座候」は兵庫県は姫路が本社で創業は1950年。全国に75店舗ある。 10人ほどの行列ができていたので、長女に「どうする?」と聞いたら「冷めちゃうから」と言うので買うのを断念した。夕方になって長女がセブンイレブンで冷凍の今川焼を買ってきたので、チンして食べました。餡は今川焼で食べられないことはないが、皮はちょっとフワフワだったなぁ。やはり今川焼は出来立てに限る。単価が安い(ドラマでは10円、今は120円くらい)から、もうママになったるいちゃんの家計は大変ではないか。 |
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