俺のゴルフのモットーは、スコアではなくオリンピックである。いくらいいスコアで回っても、ヘボアマゴルファーにはお金にはならない。しかし、グリーン上でワンパットで決める金銀銅鉄のケースでは、だいたいヘボプレーヤーはオリンピックで遊ぶことになっているので、お金になる。 ところがきのう行われた年長組のラウンドではオリンピック不参加。一番短い鉄パットも一つもないこんな日は、この十年一度もなかった。そのうえ若干のハンデ(7つ)を差し上げて、前後半トータルで500両ずつ握っている八十翁のきたさんに、前半こそ8打差をつけて勝った(56:64)ものの、後半3打差(56:53)を付けられ、トータルでも敗れ500両を取られた。実に不本意なゴルフだった。 なぜパットが決まらなかったのか、つらつら考えるに、朝のコウライグリーンでのパター練習でうまいこと行き過ぎたのと、ショット練習で新調のゴルフ手袋が滑る感じがして、ショットに不安を抱えていたこと。さらには3月下旬の年長組ゴルフのメンバーに期待していたNくんが「その日はちょっと」と断ったので、もう一人は誰にしようかと考えながらラウンドしたためだ。 前半きたさんに8打差をつけたので、トータルで7打のハンデを維持するのは楽勝と軽く考えていたのがまずかった。後半の簡単なスタートミドルホール。3打目がちょっとオーバーしたと思ったらそこにバンカーがあり、軽く出そうと思ったらアゴに突き刺さりアンプレアブルにして、9つも叩いたのが、最後まで響いた。 120切りを目標にしているきたさんは前半バンカーに苦しみ大叩きしたので、後半はステディーに刻むゴルフに徹し、グリーン外からのパターのアプローチがことごとくピンに絡み、後半だけで鉄5つ銅1つの53にまとめられては、勝ち目はないわな。俺はワンパットのチャンスが3回くらいあったが、ことごとくカップに嫌われた。 一緒に回った長老A氏もオリンピックは鉄1個だけ。グリーンの状態がよくなかったのは事実だが、あったかな上天気の割には冴えないゴルフ。久々にきたさん、Nくんの賞金を原資においしいクリーム餡蜜をゴチになったのである、クッソー! |
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