隠居志願のつぶやき2017

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...... 2022年04月01日 の日記 ......
■ 4256の一つ前   [ NO. 2022040101-1 ]
 一月は行く、二月は逃げる、三月は去るの言葉通り、あっと言う間に今年も三カ月が過ぎ、新年度を迎えた。この日古巣の竹橋の新聞社はトップ交代し、経済部の12年後輩で金融担当のころ部下だったMくんが社長に就任した。部数減がとまらない新聞業界を取り巻く環境は厳しく、手放しで祝えないが、健闘を切に祈りたい。
 そして、18年後輩のSくんが編集局長に、22年後輩のY嬢が女性初の経済部長になった。二人には健闘を祈るメールを送り「ちょっと見、経済部我が世の春にみえるね」としたら、Y嬢から「社内事情に疎いので、MさんSさんの同時昇格はびっくり。これからどんな無茶振りが来るかと戦々恐々です」の返事が来た。
 政治部が幅を利かす新聞社内で、30年も前なら社長も編集局長も抑えた経済部は万々歳というところだが、そんな呑気なことは言っていられない新聞離れが著しい昨今である。
 出世する者がいれば、辞める人間もいるのが人事の春。我が同期で唯一竹橋の会社に残っていた朝刊一面コラム子、柳川時夫くんはきのうで49年間の記者生活を終えた。ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会議員向けの演説したことをテーマにした3月24日の「余録」が最後になった。
 彼からは「いろいろ応援ありがとう。別に計ったわけではないが、死に頃(4256)の一歩手前の4255回目の『余録』が最後になりました」というメールが来た。政策情報誌の編集部にいた十数年前は、社内の廊下を考え事をしながら歩く柳川くんによく出くわしたものだ。「あすのテーマは決まった?」と声を掛けると「まだ」と短く言い残して通り過ぎた。資料室の奥でもよく出会った。
 柳川の書くコラムにはいつも発見があった。お疲れさん。コロナで退職者を慰労する同期会を丸2年やれていないが、この秋にはぜひ開きたいものだ。

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