この半年続いている日曜日午前のルーティーンは、毎日新聞の中面にあるクロスワードパズルを解くことだ。縦約30、横約30のカギで13×13のクロスワードを解き、A〜Nまで13のマスを埋めて、その時々の話題になっている事柄を文章に仕立て上げる。これがけっこう難しい。現役の頃は見向きもしなかったクロスワードだが、時間はたっぷりある素浪人にとって頭の体操にはもってこいだ。 出題者の脳波の波長と合う時はスイスイ解けるが、どうにも言葉が浮かばない時もある。小一時間で全問解けた時は気分がいい。ちなみに先週の答えは「ハタチの投手完全試合」。きのうは「人出はいかに黄金の日々」。もう700回は続いている、ということは14年か、からこのクロスワード、けっこう人気があるみたい。 先週横の問題で苦労したのは「道義や法に背いた行為をする人」というカギ。縦の答えからようやく「フトドキモノ」という答えを導いた。きのうその方式で正解にたどり着いたのが「互いに痛手をこうむり勝ち負けなし」の答えの「イタミワケ」というのと、「クリスティーの『アクロイド殺害事件』は事件の語り手が真犯人だった」という問題の「ドンデンガエシ」。 「きっぷのよい心」の「ココロイキ」というのもすぐには思いつかないよな。「スポイトに似た実験器具で……」という4文字は「ピペット」を思い出すのに時間がかかった。「勝敗は――」(トキノウン)とか「苦し紛れの――の一策」(キュウヨ)などのカギの場合はすんなり回答が出てくるが、思考が袋小路に入り込むと正答がなかなか出てこないね。 70年も生きてきて知らないことがまだまだたくさんあるのだ。あと新聞を手にしたルーティーンは羽生善治元名人が小学生向けに出題している一手詰めの詰将棋。こりゃ、だいたい分かるな。 × × × × 今週の拙宅の花は「イリオス」という黄色、「ピンクダイヤモンド」というピンクの大輪のバラなど春のバラずくしです。なお、あすは年長組の平日ゴルフのため”明日休診”です。 |
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