きのう夕方、このところ世話になっている西国駅北口のA歯科に行った。先週4カ月ぶりに歯のクリーニングに行ったら、下の入れ歯を支えている右下奥の歯がグラグラしているから、「抜いた方がいい。きょうでもいいが私の時間がない。来週来て」と女先生に言われた。で、1本抜かれるのを覚悟していつも飲んでいる血液をサラサラにする薬を3日ほど抜いて、出撃したのだが、別の女医さんが出てきて「血が止まるかなぁ。どうしようかなぁ」。 こっちは抜歯されるのは覚悟しているんだから「好きなようにして」と言い放ったら、奥歯の四方から麻酔の注射を打たれ、ありゃぁイヤなもんだ、あっと言う間に歯を抜かれた。見せてと言ったら銀で冠をしている歯が2本抜かれていた。この2本、冠がつながっているらしい。そして「根っこが残っているのはイヤだね」とつぶやきながらゴリゴリやって根を取り除き「縫った方がいいかな」と抜いたあたりを黒っぽい糸状のもので結んだ。 で、「あしたも来てね。糸は1週間後に抜きます」。自分の口の中というのは、どうなっているのか自分ではよく分からない。だからやられっ放し。この後は下の入れ歯を奥に伸ばすことになるみたい。しかし2本も歯を抜かれるとみしりと痛いね。 ガキの頃は「丈夫な良い歯」と褒められた記憶はあるのだが、甘いモノが好きで次々とむし歯ができ、歯医者との付き合いは長い。冠をかぶせられたり、差し歯を入れ歯にしたりするうち、どれが自分本来の歯なのか分からなくなってしまった。おとといゴルフで一緒に回ったあす盤寿を迎えるきたさんは「20本は自分の歯」と自慢していたが、俺はそんなにないなぁ。 A歯科に行くたびに「歯間ブラシをちゃんと使ってますか?」と言われるんだが、俺らガキの頃はそんなもん使う習慣はなかったんだよ。橋だって道路だって60年という寿命がある。ましてや生きてる人間、60を過ぎればなにかしら壊れてくるのだ。しかし、歯がダメになったら体を作っている食べ物がちゃんと取れなくなるから、せいぜい大事にしないとな。幸いA歯科でこしらえてもらった入れ歯に違和感は全く感じないから、今回抜いた奥歯2本のあともうまくやってくれるはずと楽観しているのだが。 |
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