土曜日に行われた中高の仲間「小金井会」のメンバー5人によるZoom懇談会のメーンのテーマは、金曜日に安倍晋三元首相が奈良で選挙応援中に銃撃され亡くなった件だった。 経団連に出向していたことのある元電機屋のMKは、山上容疑者が安倍氏の背後から数メートルのところまで近づいて手製の銃を発射したことについて「あれはどうみても警備のミス。経団連時代に首相が来訪することがあったが、警視庁との事前打ち合わせはほんとに細かいものだった。奈良では誰も元首相の背後に注意を払っていなかったようにみえる」。 実際、NHKや民放の取材記者や現場に居合わせた一般の人が撮影したスマホの画面には、山上容疑者が後ろから安倍氏に近寄る姿が映っており、銃撃の1発目と2発目の間には2〜3秒の間があったように見える。異変があった場合、SPは自らが楯になり要人に覆いかぶさるようにすると教育されているのだが、今回の奈良県警の警備にはそんな動きは見られなかった。警察庁も今回の警備には手抜かりがあったと珍しく認めている。 誰もが銃を所持している米国などと違い、厳しい銃規制のある日本では、要人警護がしやすいと考えられているが、捕まることを覚悟して不埒な人間が蛮行に及んだ場合はまず止められない。安倍の祖父の岸信介元首相も腿を刺されたことがあるし、三木武夫元首相も暴漢に殴られたことがあった。 得物が刃物の場合、ケガ程度ですむが、今回のように手作りの銃が使われた場合、被害は大きくなる。立憲の小沢一郎が「自民党の長期政権が招いた事件と言わざるをえない。自民党がおごり高ぶり、勝手なことをやった結果だ」とトンチキなコメントを出し、泉健太代表に注意されたが、参院選での立憲の敗北の一因に小沢コメントがあったかもな。 |
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