きのうの夜は5カ月ぶりに夕飯を作った。栃木の知り合いから新米のコシヒカリが届いたからだ。新米を2合炊き、1杯目はアツアツの飯の上にバターを乗せ周りにちょちょっと醤油をたらして、2杯目は焼きのりで食った。おかずは国分寺の伊勢丹クイーンズで求めたメンチカツとシーザーサラダである。さすがに新米はうまい。 けさも保温してあったご飯で納豆メシ。おかずは厚焼き玉子だ。久しぶりに作ったので甘さがちと足りなかったが、まぁまぁうまくできた。玉子3個分は朝からちょっとヘビーだったかな。 この新米、宇都宮時代に毎日通っていたコーヒーの名店「B」の常連K嬢からの贈り物である。「B」には誰もがママと勘違いする世話焼きのTさんという従業員のおばちゃんがいて、Tさんを慕う若者で「家族会」を作っていた。施設で栄養士をしているK嬢はその家族会の長女格で、仕出し屋の長男格Nくんと誕生日が9月12日で一緒。それで2人まとめて誕生祝をしてあげたり、K嬢には宇都宮を離れる時に、向こうで見ていた32インチの液晶テレビをもらってもらったりした。 5年前に宇都宮を出てからは賀状と誕生祝葉書を出す程度の付き合いだが、実家が宇都宮の北約20`の塩谷町の農家のK嬢は、テレビの恩を忘れず、誕生祝葉書の返事のように、「ウチのコメはおいしいのよ」と話していた主食が毎年届くのである。 3年前のコロナになる直前に再就職した長女に、帰宅したら温かいモノを食べさせてやろうと始めた料理もどきだが、この夏長女が自活したいとウチを出たため、全くメシを作らなくなった。スーパーで買った野菜や豆腐を無駄にすることも多く、料理はひとのために作るもので自分のためには作れないと思っていたのだが、新米となれば別である。炊き上がったピカピカに光るコシヒカリはちょっと感動的だった。 |
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