隠居志願のつぶやき2017

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...... 2022年11月16日 の日記 ......
■ 秋田を訪ねてくれた方の死   [ NO. 2022111601-1 ]
 年賀状書きを控え、喪中の便りが届く季節となった。きのういただいたのは、サッポロビールの広報部長だったTさんの奥様からのもので、「Tは9月急性大動脈解離にて急逝致しました。享年82歳。本人は苦しむことなく自宅で亡くなることが出来て、今はよかったのかと思っております」とあった。毎年、ご夫婦の旅行の写真付きの賀状をいただいていただけに、あの元気なTさんが!という思いだった。
 Tさんとは食品業界も持つ農水省担当をしていた85年に知り合い、そのフランクで快活な物言いに気が合い、すぐ仲良くなった。ビール業界の激しいシェア争いの数字は、Tさんに教わっていた。本来は業界トップのキリンビールがやるべき仕事なのだが、当時のキリンの広報というのはどこかベールがかかっていたのだ。ウイスキー業界トップのサントリーにもそういうところがあったなぁ。
 サッポロの広報部には男女雇用機会均等法の初年度に入社した絶世の美女で、日経ウーマン創刊号の表紙を飾ったK嬢がいて、Tさんは彼女をうまいこと使っていた印象がある。K嬢は文章もうまく、夕刊サラリーマンページでの「女は見てるぞ」のコラムを、ペンネーム「博愛乙女」でお願いしていたこともあった。
 俺が95年10月から2年半、秋田支局長をしていた時も、Tさんは旅行の途中にわざわざ訪ねてくれた。秋田はそう大きな観光名所があるわけではなく、なかなか行きにくいところなのだ。2年半の間に秋田に来てくれた方は終生わすれない。Tさんの他には伊勢丹の広報部長だったTさんご夫妻、美人ライターのチマキちゃん、中高の仲間、小金井会のTくん、Kくん……。
 今頃の秋田は、本格的な冬を前に霙交じりの冷たい風が吹いているころだ。きりたんぽ鍋もうまくなる季節だな。Tさん、きりたんぽは食べたのかな。
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 あすは大学バドミントン部同期の首都圏在住組との平日ゴルフのため、”明日休診”です。今週のトイレの一輪挿しは淡いピンクのカップ型のバラ「ラブリーファンデーション」です。

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