２週間ほど前のことである。いつものように電車で一駅の国分寺に出て、吉野家で朝牛定食-牛丼の小盛とお新香、豚汁-を食べ、タリーズでコーヒーを飲んで、さて駅ビル8階の紀伊国屋で本棚をのぞこうかとして、ズボンの左ポケットを探ったら、朝家を出る時入れたはずの5000円札がない。
ふだんは持っているだけ使ってしまうため、メシコーヒー代しか小銭入れに入れないのだが、麻雀🀄で大勝して気分が大きくなり、北方謙三の新刊でも買おうかと思って、家を出る時5000円札をポケットに入れたのだった。
左ポケットにはセブンスターとライターが入っている。タリーズの喫煙ルームでタバコを吸った時にでも、札を落としたのだろう。まぁ誰かが拾って喜んでいるだろうと、卓でバカ勝ちした直後でもあり鷹揚な気分ではあった。
先週末やはり吉野家に出撃して、お勘定と声をかけたら、店長風のあんちゃんが「お渡しするものがあります」と声をかけてきた。瞬間「5000円？」と発したら、うなずき奥の方から5000円札を出してきた。
「よく俺と判ったね」と言うと「お客さんがお出になったあと別のお客さんが5000円が落ちていると見つけたんです。それで防犯カメラを点検したら、お客さんが落としたことが分かりました」
はー、えらいもんだ。こりゃとてもうれぴいことではあった。特に名前を記入させるわけでもなく戻ってきた5000円。ちょうど切れたオードトワレをロクシタンで求める原資になったのであります。
でますます吉野家のファンになったのだ。鉄板牛焼肉定食は相変わらず俺の口に合うし、最近は焼き鳥丼という新メニューも開発されたのだ。
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今週の拙宅の花はピンクのシャクナゲと黄色のカーネーション「ミモザ」それに淵が緑で中が黒いガーベラ「グリーンスパイク」です。 |
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