隠居志願のつぶやき2017

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...... 2023年08月09日 の日記 ......
■ 暗証番号   [ NO. 2023080901-1 ]
 きのうの”きょう用”は国立にある俺のメーンバンク、三井住友の国立支店に行くことだった。俺の口座を長年面倒を見てくれているM嬢から「新しいサービスを始めました。一度話だけでも聞いてください」と先週連絡があり、やることもない素浪人なので、午後2時に訪問する約束をしていた。暑いから半ズボンのラフなかっこうで行くよとあらかじめ話しておいた。
 時間通りに支店に入ると、奥からM嬢が出てきて「あら、アロハシャツじゃぁないんですね」。いつもは1階のコーナーで話をするのだが、貸金庫のある2階の個室に通された。なんと上司のA嬢まででてきた。
 虎の子の数億円(ウソに決まってらぁ)を運用している債券の現在の利回りの説明では、元本割れとのことだったが、満期の再来年1月には諸般の事情からちゃんと利子が付く見通しとのことだった。満期は来年1月と思っていたので、こっちの方にガックリきた。
 新しいサービスというのは「デジタルセーフティボックス」という名称で、もしもの時に伝えたい預金口座や保険などの情報を、伝えたい人に伝わるカタチで準備するというもの。従来の預金獲得では商売ができなくなっている銀行の新しい手数料商売とみた。
 「エンディングノートなんか始めたら、すぐ死にそうになるじゃん」と返したが、「記入は後でも、箱だけ作っておかれては」と言うので承諾した。で、新しくしたばかりのスマホのメールアドレスなどを登録し、口座の暗証番号も入れてとタブレットを目の前に出された。
 と、M嬢が「暗証番号は前の奥様の実家の電話番号の下4ケタでしたね」と言う。その通りなんだが、そんなことを俺は数年前口走ったのか。また、そんなことをM嬢はよく覚えているもんだ。M嬢はなかなか話上手なのだが、美女を前にすると口が軽くなるもんだと反省もした。とはいえ、この4ケタの数字、40年以上も前の番号だから、俺ともう一人を除いて誰も分からないだろうな。

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