西国駅の北口から徒歩2分、府中街道沿いの安売りスーパー「オーケー」のある場所には、かつてファミレス「サイゼリア」があった。夜遅くメシが食べられる場所の少ない西国界隈では貴重な存在で、竹橋の政策情報誌編集部時代の帰りによく利用した。俺は鶏肉が割と好きで、ここで食うのは若鳥のディアボラ風にライス、コーンスープだったか。 この前の「山の日」、夕飯に国分寺に出撃しようと西国駅まで来て、吉野家・大戸屋は少し飽きたなと思って、方向を変え国立に出ることにした。国立の中華「香来」は国立に住んでいた昔から贔屓の店だし、駅前には定食の「やよい軒」もある。南口を降りると三角屋根の旧駅舎を復活させた建物の西側で4階建ての商業施設の建設が始まっていた。来年完成予定。こういう施設ができると、商店街はますます経営が苦しくなるのではないか。 と、ロータリー脇の地下に「サイゼリア」があるのに気付いた。ここの店には入ったことがない。階段を降りていくと中はけっこう広い。家族連れなどでけっこうにぎわっている。テーブルに案内され、注文はメモに記入する形である。で、パンプキンスープに若鳥のディアボラ風とライス。そうだ、こんな味だった。お会計となり、これで800両。”ぱっとサイゼリア”は安い。 ものみな値上がりする時代に、健闘しているではないか、サイゼリアは。思うに、店内の従業員を減らして人件費を抑えているのではないか。そんな話を日曜日に会った生活指導担当の力持ち美人にしたら「国分寺にも北口にサイゼリアはあるわよ」。で、国分寺店にも出撃した。北口から徒歩3分。コンビニの上の目立たないところにあった。運動部の学生などでにぎわっていた。 小エビのサラダにコーンのピザ、ハンバーグ、それにドリンクバー。トータル1350両。駅ビル9階の飲食街で同じものを頼めばこの5割増しはするだろう。スマホ内蔵の万歩計の歩数を稼ぐため、朝夕メシに国分寺に出撃しているが、酒を頼まなくて済む「サイゼリア」の存在はありがたいね。 |
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