おとといの「いい夫婦の日」の夜は、四谷の貸し切り蕎麦屋で、竹橋の新聞社の73入社同期の会だった。20年前系列のビル管理会社に天下った宗ちゃんの送別会が同期会の始まりで、以来コロナの3年を除いて毎年1回は、A級幹事の俺が連絡役となり開いている。 9月にメール連絡のつく18人から出欠を取ったところ、今回は旅行などの理由で7人が欠席。ことし5月の会の13人には届かない11人の会の予定だったが、カメラマン役のしげちゃん、悦ちゃんが直前に風邪を引いて急きょ欠席。総勢9人のこじんまりした会合となった。 小脳の病気で歩行が辛くなっているT君が、地下鉄四谷三丁目から500bの蕎麦屋までは歩けないと、新宿駅からタクシーに乗ったが、渋滞にはまり裏道を通って40分もかかったうえ高い料金を請求され、500円値切ったとの気迫に、少し滑舌が悪くなってはいるTくんだが、まだまだ大丈夫と思った。 5月の同期会まではタバコを吸っていたMくんが、スー族からスワン族に鞍替えしたのには驚いた。中国語(麻雀ではない)の勉強に通っているというのにはもっと驚いた。1面のコラムニストだったYくんは、どんな上五にも付けられるという「根岸の里のわび住まい」に並ぶ「嫌な奴との生き比べ」というフレーズをご披露。なるほど「木枯らしや〜〜」でも「初春や〜〜」でもおさまる。さすが、と思いました。 メールでパーキンソン病になったと伝えてきたHくんは「2年前に診断された。転んで鼻の骨を折ったこともある。今は薬が効いて手の震えはなくなった。昔の中気というのはパーキンソンだ」と解説。あすは我が身のみんなは神妙に聴いていたなぁ。 俺はこの前、陸上自衛隊員が報道陣に中指を立てて防衛大臣が陳謝した意味が分からなかったと話したら、特派員経験のあるTくんが「そりゃダメだ。イギリスではVサインを裏返しにした場合も侮辱になる」。最近、源氏物語を読み始めたことを紹介し「この中に源氏の全編を読んだ人はいないだろう」と言ったら、社会部出身で最近座禅に凝っているというハゲのIくんが「54帖全部読んだよ。光源氏は末摘花のようなヘチャともやっちゃうんだから」。いろんな奴がいる我が同期なのだった。 × × × × 月曜日は中高の仲間との芝刈りのため”しあさって休診”です。日曜のG1ジャパンカップは1−1で決まり。3着当てのレースだな。
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