先週土曜日は銀座で小金井にあった国立大付属中学の同期会があった。コロナのため5年ぶりの開催。3クラス計150人のうち出席したのは47人。5年前から男子3人、女子1人が亡くなったことが幹事団から報告された。御年94歳のB組担任、国語のマンタロウが当時の教師では唯一存命で、多少歩行がゆっくりなものの、しっかり出席。タバコも吸い挨拶もボケてはおらず、拍手を浴びた。 毎月Zoom懇談をしている「小金井会」の3人は用事で出席しておらず、さほど話し込みたい相手もいなかったが、大昔ちょっとデートしたことのある美女と立ち話したが、73歳なりの容貌だったことに、そりゃそうだよなと納得した。求めたばかりのツートンカラー(フォートンか)のハンチングを受付の女性に褒められたので気を良くした。 二次会もあったが、前夜「ガイアの夜明け」(テレ東)で紹介された24日にオープンしたばかりの麻布台ヒルズを見ようと、同期会とは2時間でサヨナラ。地下鉄日比谷線で神谷町駅まで行き、高さ330bの森JPタワーを見上げ、その真下の中央広場を散策した。前夜のテレビではヒルズを開発した森ビルの辻慎吾社長が、広場の果樹園のみかんをもいで食べてみせていたが、係員に「もいじゃダメです」と言われた。だったら辻さん、あんなことしなけりゃいいのに。 オープンしたばかりの週末でけっこう見学者がいた。それにしても東京タワーとほぼ同じ高さで「あべのハルカス」をしのぐJPタワーに誰が住むのだろう。おれは見上げるだけだ。タワーの建物にはブリティッシュ・スクール・イン東京が入っていた。まだ建設工事中の住居棟の脇を通って地下鉄六本木一丁目駅まで歩き、そこから南北線で四谷に出て、中央線で西国まで帰った。 確かに辻社長が話していたように、都心には地下鉄が網の目のように張り巡らされ交通の便は随分とよいのだ。麻布台ヒルズにはこれから美術館もできるようだから、整ったらまた行こうかな。同期会でもないと、高い電車賃を出して都心に出ることは少ないのだった。 |
|