隠居志願のつぶやき2017

[PREV] [NEXT]
...... 2024年01月17日 の日記 ......
■ 命びろい   [ NO. 2024011701-1 ]
 新年早々、命びろいした。9日立川で鳩居堂の絵葉書、ゴルフボールの買い物を済ませ帰宅。テレビを見ていた午後2時半ごろ急に両胸に圧迫感を覚えた。あれ?冷や汗もかいている。ちとダルい。こりゃ、横になれば直るかと布団に入ったが、圧迫感は変わらず3時間、眠れなかった。
 で、5時半に府中市に住んでいる長女に「ちょっと連絡をくれない?」とメールした。俺の安いスマホはうまくつながらないことが多く、固定電話に長女から電話着信。で、「胸に圧迫感があって」と話すと「すぐそっちに行く」とのこと。7時に西国分寺の拙宅に到着した養護教諭の経験のある長女は「ダメもとで救急車を呼びます」。この判断が大正解だった。自分ではそこまでと思っていたからだ。
 午後7時半に救急隊が到着。立川市の病院など3か所を当たったが、引き受けてくれるところがなく、8時過ぎ府中市の榊原記念病院が受け入れてくれることになり、人生で初めて救急車に乗り「赤信号、直進します」のアナウンスを聞いた。病院には8時45分に到着。着くなりすぐ心電図を取られ「心筋梗塞です。ただちにカテーテル手術をします」。
 着ていたセーター、スラックスなどをあっという間に剥がされ、手術室に。部分麻酔で1時間20分のカテーテル手術が終わると、胸の痛みはすっかり消え、爽やかな気分だった。CCUに移され尿瓶におしっこし終わると、10時半長女と病院近くの飛田給に住む次女が顔を出した。担当医の説明を聞いた長女によれば、なかなかの手術だったらしいが、見事成功した。
 この榊原記念病院は心臓の専門病院で、医療のしろうとながらその対応はプロフェッショナルと思えた。翌10日朝も顔を出した娘たちに麻雀やゴルフ等のキャンセルメールを代理で打ってもらった。その日の午後にはようやくメシが食え、CCUからACUの病室に移った。11日には理学療法士と病院内を300歩歩いたがなんともなかった。
 12日夜には一般病棟に移され、管につながれていないので自由に動き回れるのが新鮮だった。で、きのう16日午後には今回の手術ではもうやることがないと、寒風の吹く娑婆に追い出されたのである。長女の好判断で命びろいしたかっこうだが、パジャマ1枚でも快適な病室に比べ、1週間空けたマンションは随分と寒かったのであります。70年余の人生初の入院。病室から真っ白な富士山が眺められ、いろいろと勉強になりました。

...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: