ふー先ほど4年間続けたこっちの仕事が任期満了となり、クビとなった。44年3カ月もの長い宮仕えだったから、なんか清々しいね。 長女からは「お疲れさまでした。挨拶するならタイムリーなパンダ話かコラム『宿題』の話を希望します」とメールが来た。次女からは「お疲れさま。印鑑証明を取りましたので、いつでもどうぞ。共謀罪は成立したが戦うぞ」と元気なメールがきた。 このパンダ話というのは、長女が生まれるちょうど1年前、上野のパンダのランランが身重で亡くなったのを俺が担当していたことを差す。宿題は俺が夕刊のコラムに「宿題」と題したコラムを書いたことを示している。長女が父親のお仕事調べという宿題で、俺がインタビューを受け「得たものは多くの友。失ったのは家庭の平穏」と答えたのだった。 そして、公器である新聞のコラムを通じて「人の優しさが分かる大人になれるよ」と母親の元で暮らす高2の長女にエールを送ったことを意味している。印鑑証明云々は次のアルバイトに付くには稼ぎのある次女に保証人になってもらう必要があり、その印鑑証明が不可欠なのである。 まぁ、44年余りも記者稼業をしてきたのだから、いろいろあるわなぁ。今思うのは「無事是れ名馬」の言葉である。いくら仕事が出来ても、いくら人付き合いがよくても、体が丈夫でなければ、それを続けられない。静かに行く者は遠くまで行くことができる。健やかに行く者はより遠くまで行くことができるのである。 こちら宇都宮でのつぶやきのご愛読、ありがとうございました。システム変更で2001年暮からの「冷奴の部屋」ならびに2014年からの「つぶやき」の計3500回分はこの世から消滅してしまいましたが、手元に全部のコピーは残してございます。 上京してパソコン環境を整え、6月26日からつぶやきを再開したいと思います。この日は1年半前他界した母の誕生日です。どうぞよろしく。 |
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