日ハムのスラッガー、中田翔がどこかのスポーツ紙で語っていた。「ウォシュレットのない米国でプレーする気はない」と。そういう環境って大きいよね。4年間の餃子の都暮らしで感心したのは、どのお店に入ってもトイレに温水洗浄便座があることだ。 カクテルの街なんだから少しはお店を開拓しないとと、あるカクテルバーに入りトイレをのぞいたら、便座の蓋が自動的に開きたまげたことがあった。ありゃー余計なサービスだと思うんだけど、TOTOさん。 無職になって西国に戻って、環境整備の第一に取り組んだのがウォシュレットの設置である。15年前に移り住んだ弟所有の豪華マンション。当時から温水便座装置はあったのだが、故障していたみたいで冷たい水しか出ない。便座も冷たいまま。冬場などは冷やっこくていい気持だったのだ。 所有は弟だが、他人に貸して生計の足しにしていた弟。不動産屋との交渉は大の苦手とあって、それらは1年半前、93歳で亡くなったお袋がやっていた。しかし、80近くなって「もう面倒になった。お前が住めばいいのだ!」それで家賃をかなり減額してもらって俺が入居した。その時からこの冷やっこい便座はあったのである。 さっきビックカメラから設置の依頼を受けた下請けのアンちゃん2人が30分ほどで据え付けをしていった。いまどきのウォシュレットはリモコンで動かすことを初めて知った。元からあったトイレの貯水タンクの中に、節水用の大きなペットボトル(確かウーロン茶の銘柄)が入っているのを15年ぶりに発見した。大事な大事なトイレというのに、いったい俺は何をやっていたのか。 付属の説明書を読むと「ひと月に一度は掃除点検を」と書いてある。宇都宮のマンションのトイレは発つときはかなりきれいにしたが、4年間一度も点検はしなかったなぁ。これからはちょっとはきれいに使いましょう。 |
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