4年前の人気朝ドラ「あまちゃん」では脚本の宮藤官九郎のギャグが意表を突き、理解するために1日に2回以上観るという人が続出した。15分間の朝ドラはBSの朝7時半、地上波の定時8時、昼の再放送12時45分、夜のBSの再放送11時半からの1日4回やっている。 俺は”昼あま”を職場で観て、それから昼飯に出ていた。餃子の都ではなぜかBSが映らなかったので”朝あま”を観るために8時前に起き、能年玲奈のじぇじぇじぇを聞いてそれから近所でモーニング。「あまちゃん」をやっていたおかげで会社にちゃんと行けた。 放送後半に入って依然好調の今の朝ドラ「ひよっこ」。小銭稼ぎに行き始めた会社の就業時間を当初の9時半〜17時半から10時〜18時に変更してもらったのはラッシュを避けたいのと「ひよっこ」を観たい一心からだった。 番組の終わる8時15分過ぎに家を出て駅前でモーニングを食べ8時41分の中央線に乗れば5分前には会社に着くとみていた。ところが昨日の出社2日目は、新宿で大江戸線の乗り換えに手間取り、会社のドアを開けたのが10時3分だった。地下鉄の中では一番遅くにできた大江戸線は地中深く、新宿での乗り換えに7〜8分かかるのだった。 席に着くなり上司の女性部長に「途中で倒れたのではないかと心配になっちゃうので、ちゃんと来てください」と言われてしまった。で、「どうも、足が短くなってしまったみたいで……。次からはちゃんと参ります」と弁解した。この会社、タイムカードこそないが入口のドアにある装置に迷子札をかざした瞬間に出社時刻がコンピューターに打刻されるのだ。恐ろしい。 昼飯に女性部長らシニア3人と食べに行き、「ひよっこ」の話題となって、クリームソーダやビーフシチューの話で盛り上がった。庶務担のおばさまは、早ひよ、朝ひよ、昼ひよ、夜ひよのうちBSの”早ひよ”を観てから出勤してくるのだとか。それで「朝ひよを観ていては遅刻しちゃいますね。俺も早ひよにします」と宣言した。これで明日からは遅刻しないで済みそうだ。 |
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