きのうの夜は西国に6月下旬に戻ってから初めて自宅で夕飯を食った。餃子の都の4年間でも自宅で料理をすることなく、すべて外食だったから、これは極めてまれなことである。食べたい惣菜が手に入ったからである。 この前の日曜日、国分寺駅ビル地下の「太子堂」(駄菓子の名店)にピーナツやら裂きイカを仕入れに行った帰り、「栃尾のあぶらげ」が期間限定で販売されているのを発見、これはメシのおかずにせねばと思ったのである。 「栃尾のあぶらげ」は新潟県は長岡市栃尾地区の豆腐屋さんで作っている油揚げで、普通の油揚げの3倍くらいの大きさがあり、2回菜種油で揚げ、穴を空けて油を切るのでさっぱりした口当たりで名高い。分厚い油揚げをフライパンなどであぶって食うと、下手なステーキよりうまい。 秋田時代、広告社の社長さんからお中元にいただき、今までに食べたうまいモノの中で五指に入るうまさだった。取り寄せも可能なのだが、そういう面倒なことをゼンコーはやらない。特売などで見つけた時に食う。「栃尾のあぶらげ」を口にするのは昨夜が4回目である。 駅ビル地下で求めたのは長さ20aの分厚い油揚げを縦に半分に切り、そこに切れ込みを入れてネギと辛味噌を挟んだものである。特売最終日とかで日曜日には500円だったものが、400円だった。プレーンなあぶらげもうまいが、俺は味噌味が好きなんだよね。 これをオーブントースターで1分ほど温め、包丁を取り出し4つに切ってしかるべき皿に乗せ、一切れは長女にあげた。ご飯は飢え死にしないように常備のサトウのご飯である。宇都宮時代は期限切れで5パックを捨てたこともある。味噌汁はフリーズド・ドライのなめこ汁だ。 久方の「栃尾のあぶらげ」は非常に美味だった。貧しい食生活をしている長女は「おいしいね」と感極まった声を上げた。 この油揚げを自宅で食うために、瓶入りのなめ茸と「酒悦」の福神漬けも成城石井で求めてきた。ほんとは上物の佃煮もほしいところだったが、見つからなかった。次に「酒悦」の瓶を開けるのはいつになるのか。 × × × × × 週が明けてから挨拶状のお返事を6通いただいた。年長の方が5人、年若組が1人。これでメールも含めた返信打率は2割に乗った。
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