きょうはアルバイト仕事の日だったが、高校野球の優勝戦の様子をインターネットと仕事場でつけ放しになっている音声を消したテレビでチラチラうかがった。強打の広陵のキャッチャーで、前日あの清原の甲子園ホームラン記録を抜く6本目の本塁打を打った中村奨成くんは3安打したものの本塁打はなし。残念ながら埼玉の花咲徳栄が14−4という大差で広陵を破った。ちょっと大味な試合になってしまったのは、中盤、広陵の守備が乱れたためだ。 ところで社会人になってから、仕事場ではずっとNHKのテレビを付け放しの状態だった。事件・事故のテロップが流れると、すわっといきり立ったものだ。ところが普通の会社というのはいつでもテレビを観るというわけにはいかないのだ。 いまアルバイトをしているのは大手ピーアール会社なもので、映像も観ておけというのか、仕事場に地上波各局の映像を映すテレビがあるのだが、このひと月お昼のワイドショーを見なかった。となると俄然世の中の動きに疎くなるのである。ま、疎くなっても死ぬわけじゃないけど。 しかし、音の出ないテレビの野球中継というのは味気ない。投手が捕手のミットめがけて力いっぱい投げ込むボールのバシッという音がしないのだ。カキーンという鋭い打球の音がしないのだ。こりゃ、迫力に欠けるよな。 高校野球は嫌いと書いた俺だが、この夏、満塁本塁打に満塁本塁打で返したシーンをライブで観て、ちょっと驚いた。なんでこんなにホームランが出るのか。監督さんがフルスイングを奨励しているなんて解説もあったが、ちょっと飛び過ぎるボールを使っているのではないのか。 37年前の早実・荒木大輔1年目の横浜との優勝戦を取材した身には、あんなに広い甲子園で、打った途端にホームランと分かる打球なんて、信じられないのだ。 |
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