勤め人を辞めて早や2カ月余り。きのうのお休みにはかなり老人力が付いてきたことを実感した。 リタイア組がはまっているジム通いと図書館滞在。朝飯を食った後、ウチからチャリで5分、この1月にできたばかりの都立図書館を覗いてみた。ここのウリは雑誌と子ども向けの本のコレクション。雑誌はファッションからスポーツまで何でもある。栃木の座敷牢暮らしをする前の8年間属していた政策情報誌(市販はしていない)もいい場所に置いてあった。 12年も廃刊にもならずよく続けているが、中身はかなり落ちたなぁ。いまのメーンストリームの政策の話題が少なく、コラムなどの内容に”へぇ!”というものがない。新しい編集メンバーに雑誌への愛情が足りないのだろう。 図書館では国分寺・小金井の「はけ」についてちょっとお勉強した。国分寺崖線は標高差が15bはあるのだ。チャリでたまらん坂を駆け下りても、帰りが辛いのはこの高低差のためだ。 図書館からいったんウチへ帰り、西国駅上のR堂書店へ行き、贔屓の葉室麟の新刊をレジに持って行き、ポケットを探って唖然とした。「ごめんなさい。お金を持ってくるのを忘れちゃった」。店員さんはもう本を袋に入れかかっているというのに……。 ウチに戻って本屋に取って返すと、あれーっ、セブンスターとライターがない。新刊を手にお茶を飲みに行こうと思っていたのに……。 再びウチに戻って、新聞の集金への対応を済ませ、チャリに乗ろうとしたら、今度はケイタイ灰皿がない。1時間ほどの間に3度の忘れ物。老人力倍増を実感した昼下がりだった。まぁ、その辺に命を忘れてくるよりいいわな。 |
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