隠居志願のつぶやき2017

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...... 2017年09月21日 の日記 ......
■ 校閲ガールDX   [ NO. 2017092102-1 ]
 昨夜は待望の石原さとみ主演「地味にスゴイ!DX校閲ガール」(日テレ)を堪能した。昨秋10回連続の1時間ドラマが人気となり(最高13%の視聴率)、校閲という仕事の存在を天下にしろしめ、スペシャル版がつくられたみたい。速報によれば視聴率は10.4%といい線いったみたいだ。
 原作は宮木あや子さん(メディア・ファクトリー刊=今はKADOKAWA)で、俺はテレビ化される2年前から読んでいた。なんとなれば「ダ・ヴィンチ」編集部にいた次女がこの本の編集者だったからだ。
 ヒロインの河野悦子は栃木出身という設定で、3作目の「校閲ガール・トルネード」には、実家に帰った悦子が母親と栃木弁でやり取りする場面がある。この6ページ分の会話部分を、次女に頼まれ、前にいた栃木の新聞社の美人社員に栃木弁に直してもらった経緯もあるのだ。
 2時間のスペシャル版となった昨夜の放送は、出版社の校閲セクションから念願のファッション雑誌の編集部に異動した悦ちゃんが、部数減立て直しのため外部から就任した凄腕編集長(木村佳乃が演じた)に反発しながらも成長していくというお話。でも、天職は校閲だと副編集長への昇格を断って校閲部に戻る。恋人役の作家、菅田将暉くんもいい味を出していた。
 今のアルバイト先で、俺は自己紹介のたびに「娘が『校閲ガール』で当てたので、お父さんは校閲ボーイになりました」というフレーズを乱発している。河野悦子がドラマでやっているのは、事実確認が主の校閲。いまの俺の仕事は文字の誤りをチェックする校正がメーンだが、このファッショナブルなおとぎ話のおかげで、校正校閲の仕事への認知度は大いに高まったのである。

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