中学高校時代の仲間5人で年に2回ほど、首都圏の名所を訪れるツアーを行っている。中学のあった場所の名にちなんで「小金井会」と称する。みんなほぼリタイア組だから、家族の話とか近況をぽつぽつと話す。仲間の一人だった商社マンのAくんがサウジアラビアから帰国直後、53歳で急死したことも、「小金井会」の結束が強い一因だ。 土曜日はその「小金井会」の横須賀巡り。ゼネコンでまだ顧問みたいな仕事をしている横須賀在住のK君が今回の幹事で、水上バスによる軍港巡り、戦艦三笠見学、週刊新潮の表紙を長らく飾っていた谷内六郎の絵を多く収蔵する横須賀美術館鑑賞と盛りだくさんの内容だ。 横須賀に行くのは初めて。西国からはかなり遠い。9時半横須賀駅集合というので、7時25分に武蔵野線に乗り、南武線、横須賀線を乗り継いで定刻前にたどり着いた。思いのほかみすぼらしい駅。京浜急行の方を利用する人が多いためらしい。 軍港巡りは海上自衛隊の全長250bのヘリコプター搭載艦とかプラスチック製の機雷掃海艇とか米軍のイージス艦などが見え軍事オタクではない俺にも面白かった。戦艦三笠(全長122b)では日露戦争で東郷平八郎艦隊司令長官が立っていたという艦橋にも上った。こういうツアーでもなければいかない場所だ。 昼飯はカレーかな?と思っていたら、Kくんの豪邸に連れて行かれ令夫人心づくしの大ご馳走。みんなおなかがいっぱいになった。美術館では上空をトビが4羽ほど滑るように飛んでいたのが見えた。 Kくんに「横須賀まで来て”港のヨーコ”に会えなかったな」と言ったら「ウチにいた」。聞き返したら令夫人の名は洋子さんというのであった。洋子さんのフランクなもてなしが一番印象に残る横須賀ツアーだった。 × × × × × 今週の拙宅の花はピンクのスプレーバラと白のリシアンサス、それに水色のデルフィニウムです。 |
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