静岡おでんを大社長にゴチになり、4時間も話して社長車で送ってもらってさっき西国にたどり着きました。社長は200bほど離れたところに住んでます。4時間の話のメーンは小池新党ではなく、最近読んだ本などの話で楽しかったなぁ。ということで9月に読んだ本。 戸部田誠著「笑福亭鶴瓶論」。「家族に乾杯」の鶴瓶の話術はほんとにすごい。その鶴瓶の精神構造を知りたくて手にした。好きな人はどうぞ。葉室麟著「嵯峨野花譜」。贔屓の葉室さんの新作。華道をよくする若き僧侶の実の父は徳川幕府の重鎮だった。その僧侶の活ける花は……。なかなかにいい。 原田マハ著「カフーを待ちわびて」。最近はまっている原田さんの第1作。沖縄を舞台にしたラブ・ストーリー。なかなかいい。竹内政明著「編集手帳第6集」「同第5集」。いまから13年前の読売1面コラム。まったく緩みがない。竹内氏は3日付けの読売で病気療養のため、16年続けたコラムから去ることが明らかになった。これはちと残念。毎日の余禄子もそろそろ潮時か、と思った。 毎日新聞校閲グループ編「校閲記者の目」。校閲で身過ぎ世過ぎをしているので、読んでみた。なかなか面白く作られている本。立川談四楼著「もっと声に出して笑える日本語」。日本には面白い言葉がたくさんあるのだ。磯田道史著「『司馬遼太郎』で学ぶ日本史」。「竜馬が行く」とか「坂の上の雲」などを手掛かりに、日本史を勉強できる本。磯田氏は歴史学者のなかで一番筆が立つと思う。 企業広報戦略研究所編「戦略思考の広報マネジメント」。いまアルバイトに行っている会社の研究所がまとめた本。つまんない内容だが、敵を知らねばのう。「KAWADEムック 米原万里」。贔屓の万里さん。生きていたら小池新党をどう評するかね。おそらく辛口なんだろうなぁ。 原田マハ著「サロメ」。先月読んだマハさんの新書「いちまいの絵」にもオーブリー・ビアズリーの「サロメ」(オスカー・ワイルド作)の挿絵が載っていた。ビアズリーの生涯を追う。あんまり好きな絵ではないけれど、マハさんの筆は冴える。塩田武士著「騙し絵の牙」。昨年「罪の声」で名を上げた塩田氏の大泉洋をイメージした小説。活字が売れなくなった出版界の雑誌編集長が主人公。残念ながら大泉の顔が浮かんでこなかった。 × × × × × 明日は夜っぴて中国語の勉強が予定されており、今から「明日休診」の看板を掛けておきます。 |
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