隠居志願のつぶやき2017

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...... 2017年10月10日 の日記 ......
■ 遺品処分   [ NO. 2017101001-1 ]
 お袋が亡くなってから早や1年10カ月。この間、小金井の実家のお袋の居室は手つかずとなっていた、実家に住む弟とも調整し、おとといの日曜日、業者を頼んで遺品処分に取り組んだ。
 大正生まれのつましい暮らしをしていたお袋は、アライグマのようにモノをため込むタイプで、衣類などは全く捨てない。アッパッパのようなワンピースが山ほどある。帽子もバッグも類も。さらに、日記、金銭出納簿をずっとつけ、手紙の類もずっと保管している。亡くなる1年半前に倒れてからはオムツの世話になっていたから、その手のモノも山ほどある。押入れには入院した時に使えるように真っ新のタオルとか浴衣がビニル袋に入れて、10個もぶら下がっていた。
 その他、ベッド、こたつ、椅子、俺が昔使っていたステレオセットも。庭に面した廊下の隅にあった机の奥には税務官吏だったオヤジの仕事用の小難しい本が山ほど積み上げてあった。押入れの中には小物入れ、布団もあった。これらを一気に捨てた。中身を見ると際限がないので、心を鬼にして日記も手紙も中をあらためることなく、すべて処分した。中には俺の筆になる封書もあったなぁ。ステレオセットの中には見覚えのある浅川マキのLPもあったが、目をつぶった。
 この1年10カ月お片付けのできない弟がビニル袋に入れて庭に置いていたゴミもすべて運んでもらった。2トントラックで5台分。こうしてようやく居間の畳が姿を現した。お袋が好きだった本が入ったガラス付き本棚と床の間の上の飾り棚だけは残した。
 実家の所有権は一応、俺が持っているので消費税込で25万両近い片付け費用は全額俺が持った。金はかかったが、気分は少しスッキリした。そうそう、5台のトラックで運ばれていったモノの中に、お袋が生前隠した100万円がどこかにあったはずだが、とても発見には至らなかったなぁ。
     ×     ×     ×     ×     ×
 今週の拙宅の花はちょっと豪華な黄色のバラとえんじ色のカーネーション、それに赤い実のヒプリカムです。

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