きのうはアルバイトの帰りに竹橋の新聞社で長くいた経済部の旧友会に顔を出した。年に1回開かれているOB会のようなものだ。仕事を抜け出すことはかなわず、開会の18時には間に合わなかったので、来賓の社長挨拶や業界紙の編集長だった同期のIくんの挨拶は聞けなかった。 高めのレストランでの開催なので、会費は8000両と高い。その分名物のカレーを食ってやろうと壁際のコーナーに行ったら、1コ下でサラリーマンページの立ち上げで共に苦労したKくんに10年ぶりに会った。「年金だけでは馬券が買えないので、校閲のアルバイトをしている」と言ったら「食えないよね。80歳くらいの人は年金をずいぶんもらっているので、このあたりの感じが分からないんだ」と言う。 昔からアルバイト原稿執筆で才覚のあるKくんは毎日のように内幸町の日本記者クラブに顔を出しているみたいで「コレですよ。コレが大事」と定期券を誇らしげに見せてくれた。年を取ると定期券がなくなり、どこへ行くにも交通費がかかるため、出不精になりがち。ボケ防止の投資として定期券が大事というわけだ。 今の週3のアルバイトは交通費は実費精算でひと月遅れで支給される。往復(西国分寺‐新宿‐大江戸線汐留)に1200両ほどかかるので、スイカがまたたく間になくなる。Kくんの言葉に触発され定期券を買ってしまうことにした。新宿‐汐留間はスイカを使うことにして、西国‐新宿間を持っていれば、吉祥寺や国分寺に出るとき便利だと考えたのである。 インターネットで調べると、西国‐新宿間は1カ月1万1630両。3カ月では3万3150両といくらも安くはならないが、6カ月だと5万5840両とかなりお得になる。定期券購入にもっと早く気が付けばよかったのかも。まぁ今月から年金もちゃんと所定額が支給されるし、何かようやく東京生活のスタートラインに立った感じ。ピカピカの6カ月定期は早速、本日の吉祥寺での中国語学習から役に立つのだ。 |
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