よく引っ越し後三カ月は選挙権がないという。餃子の街から国分寺に上京、転入届を出したのが６月下旬だったから、来週の衆院選はシンゾーくんに鉄槌をと意気込んでいたのだが、先日餃子の都の役場から「投票のご案内」という通知が来た。投票所入場券やら期日前投票請求書が付いている。
変だなと思ってちょっと調べてみると、選挙権は各市区町村の「選挙人名簿」に登録されている人が持っており、選挙人名簿の登録は年４回、３月・６月・９月・12月の２日に定期的に行われている。各月の１日現在で引き続き三カ月以上その市区町村の住民基本台帳に登録されている人が選挙人名簿に登録される。だから、俺は９月２日の国分寺市の登録に間に合わなかったことになる。それで宇都宮選管から通知が来たと思われる。
これまで国民の権利である投票は国政、地方を問わずずっとしてきた俺だが、あと１週間の間に宇都宮まで電車賃を使って期日前投票に行く気は失せている。当初、こりゃ、面白いかもとみていた小池百合子の大勝負が小池本人が衆院選に出ないという腰砕けに終わったためである。
「リセット」を掲げて小池が、周到な準備を思わせる見事なロゴの「希望の党」を立ち上げた時は、シンゾーくんをヒヤリとさせたと思うが、民進丸ごとではなく「選別」だの、首班指名は未定と言ったあたりからおかしくなった。政権選択の選挙と言いながら、一枚看板の党首が出馬しない衆院選なんてありえないだろう。
百合子都知事は現在64歳。次の国政選挙のときは前期高齢者だ。もうこれまでのようなインパクトはない。自民・公明、希望、立憲民主の三つ巴では、小選挙区制のもとでは自公が圧勝する。すでに読売、共同の世論調査ではそういう傾向がうかがわれ、株価が上がったとか。民放のワイドショーで東国原くんが「憲法に関しては小池さんは安倍さんより右」と話していたが、そんなリリーに咲き誇られてはなぁという気分である。22日の投開票日はふて寝しているほかはなさそうだ。 |
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