昨秋、給料をもらっている間に手当しておこうと、伊勢丹立川店で求めたお気に入りの緑色のブレザーが引っ越し時に行方不明となり、紛失したのを引きずるのが嫌で、同じようなブレザーを伊勢丹で求めたことは16日につぶやいた。 この話を生活指導担当の力持ち美人にすると「一応、宇都宮のクリーニング店に聞いた方がいいよ」と言う。餃子の都のクリーニング店のおばちゃんとは、妙にウマが合い、引っ越すことも伝えてあったから、そんなはずはないとは思いながら、月曜日にインターネットで電話番号を調べ「台風は大丈夫だった?ところで緑色のブレザーなんか忘れていないよね?」と電話すると、「あれ〜、これかなぁ。ネームは○○となってます」。 夏前にクリーニング店から引き揚げてくるのを忘れ、そのままになっていたのだ。しっかり者のおばちゃんだから、そんなはずはないと思い込んでいた。「こちらに来られることはない、ですよね。私の責任だから、宅急便で送ります」と言うので、西国分寺の住所を教えたが、まさかまさかであった。 引っ越し荷物にしていないんだから、いくら探しても見つかる訳はない。ちょっと見、新しいブレザーは無駄な買い物をしたようだが、緑色系とはいえ、全く同じ色のブレザーではないので、2着あったってなんら問題はない。 袖を直して引き取ってきた新しい灰色が強いブレザーは、長女に言わせると「なかなかよろしい」とのことである。ないないと、カッとなったことから、ブレザー長者になってしまったのである。 |
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