先週金曜日に行われた大学バドミントン部同期によるゴルフは3週間ぶりの上天気に加え、オリンピックのスリリングな展開で、ベラボーに面白かった。年に2回のこのコンペ。40年以上も前、同じ釜の飯を食った仲間だから、遠慮のないところが楽しい一因だろう。 3組で行われたこのコンペ。同期8人とカミサン3人が参加。俺の組は大手不動産会社を昨年リタイアし、12月には郷里の金沢に引っ越すAくん夫妻と、信託銀行を昨年辞め、今はお料理教室に通うOくんである。Aくんのところはカミサンの方が上手。このコンペで俺は斯道奨励を掲げ、オリンピックと「ニアピン・バーディー・砂イチ」(各3ポイント)をやることにしている。オリンピックはカン有り、一気通貫有り(10ポイント)だ。 前半、俺はショートが2つともパーで、スコアは49。ニアピンの2段重ね、砂イチ金、銅2つを決め17ポイント。手堅いOくんは鉄のカンに銀もあり11ポイント。それに引き替えAくん銅2つなど6ポイント、A夫人銀・鉄で4ポイント。昼休みには「新居の大黒柱を1本いただけるな」と冗談を言った。 ところが、午後のスタートホールでA夫人がいきなりダイヤモンドパーを決め、銅の一通リーチである。2ホール目は鉄、次も鉄。ダイヤモンドをジョーカーに使えば鉄のカン完成だが、「カンにはしません。金で使いたい」とのことである。6ホール目にしっかり銅を決め、一通ができた。次のホールでは鉄のカン完成。後半だけで24ポイント。「スイッチが入りました」とのことである。 一方、Oくんは後半、銀、銅2つ、鉄を決め「最終ホール金なら、一通だな」。金の位置に置くにはとても無理と思われた20ヤードの寄せが、直接カップに吸い込まれ、ダイヤモンドで一通完成。俺も8ホール目で銅のカンを作った。Aくんも最終ホールで気が付かないうちに3bの銅を入れ、銅のカン完成。 俺は後半5ホール目のミドルで、ミスショットの連続で9つも叩いたのが響き、スコアはトータル100。Oくんは最後のチップインが効いてトータル99。A夫妻のモーレツな追い込みで大黒柱をいただくことは叶わなかったが、写真のプリント代くらいは出た。 最終ホールのOくんの一通完成、Aくんの銅カン、ダブルボギーで100を切れなかったことに頭に血が上り、スコア提出係の役目をすっかり忘れ、風呂に飛び込んでしまったのである。 |
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