先週木曜日、大蔵事務次官や横浜銀行頭取を歴任した小川是氏の「お別れの会」で、鳩サブレ―の箱をもらい、桜木町の駅に着いたのは午後1時半である。6時から竹橋で中国語の勉強会が予定されていた。東京に戻ってもスタートまで3時間はある。どうやって時間を潰そうか。 まず、立ち寄ったのが大手町のFメガネ店である。栃木での勤務を終え、上京した時、ここでメガネを新調した。ところが、3週ほど前の芝刈りで斜面を滑り落ち、このままではケガをすると思って、頭からダイブした時に、鼻パッドの部分が少しひん曲がった。これを直してもらおうというのである。 「全体的に少し曲がってます」。鼻パッドも新品に取り換えてくれた。「どうされたんですか?」と聞かれ、ゴルフの際に斜面から滑り落ち、自ら頭からダイブし腹がブレーキ役になったと説明したら「お怪我がなくてよかった」。お茶をいただき、修理代はただである。こういうのはうれしい。 それから「oazo」にある丸善で革製品、ネクタイ、カレンダーを見た。目の保養である。日本の温泉の特集をしている「ブルータス」を買って、ビル内の喫茶店で広げた。福島の浩ちゃんに昔連れて行ってもらった秘湯、姥湯も取り上げられていたが、秋田・乳頭温泉郷の鶴の湯がないのは不満だった。かつてはタバコが吸えたこの店も今はダメ。モーレツにタバコが吸いたくなり、地下鉄で竹橋まで行き、勉強会場に近いド・トールで夕刊を読んで時間を潰した。 さて、定時に雀荘に行くと組閣幹事長のSくんがもう着いていた。長老が三連休前の渋滞に巻き込まれ遅れるという。もう一人の名手で現役の整理の部長、Kくんは「だったら会社でちょっと仕事を片付けてきます」。日本シリーズの紙面製作が気になるようだった。 で、Sくんとサシで二人麻雀。かつてないほどツキまくり1時間で彼のチップ45枚全部を巻き上げた。しかし、練習で勝つと本番では負けるというジンクス通り、朝4時までの対戦では、長老とKくんに凱歌が上がり、俺とSくんはひねられた。ご機嫌な長老は俺ら3人を西国分寺、国立、府中の順番に車で送ってくれるという。そこで鳩サブレ―をみんなに2枚ずつ配った。腹が減っているから何を食ってもうまい。朝方の車内で鳩サブレ―を食うバリバリという音が響いたのである。 × × × × × 明日もSくんの音頭取りで中国語勉強会が開かれます。ということで「明日休診」。こんどこそ勝つぞ! |
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