土曜日は栃木の新聞社で会長をしている鬼瓦ことKさんが主宰するコンペが飯能市のゴルフ場で3組で開かれた。前線通過による雷と突風が心配されたが、幹事のAくんが晴れ男で、全く雨も降らず風も穏やか。コンディションは上々であった。 俺は最終組で3人でのラウンド。このゴルフ場はアウトは平坦コース。インはアップダウンのきつい山岳コースと形状が違い、アウトスタートだったため、前半は52とまぁまぁだった。ハイライトは6ホール目の148ヤードのショート。前2組がワンオンしなかったニアピンを、S君が7bにつけニアピン確実かと思った内側5bのところにワンオンし、内内のニアピン2段重ねもゲットした。 後半の山岳コース。しのいでしのいできたが、8ホール目のミドル。左側が崖でフェアウエーが狭い。ここで1打目左OB。前進4打の打ち直しが右OBを打ち11も叩いて切れてしまった。いらいらしながら最終のロングのティーグラウンドに行くと、鬼瓦の第1組、次の第2組がまだいる。前がかなりつまっているようなのだ。 第1組がドライバーを打ったあとに、まだ2打を打っていないのに第2組の4人にドライバーを打たせている。何なんだ、こりゃ。約200b先に8人が点在している。サバンナをシマウマが8頭草を食んでいる景色。日が陰りかなり冷えてきた。俺たちもドライバーショットしたが、前の組が3打目を打てず待っているため、俺たちも2打目がなかなか打てない。 待ったが理由がグリーンに行ってやっと分かった。長さ40bほどの縦に長い3段グリーンの一番上の段にピンが切ってあり、手前からパットすると3段目を登り切らず、2段目まで転げ落ちてしまう形状をしているのだ。これが時間がかかる原因だった。俺の組でも上手なS君が1回パットした位置までボールが戻り、俺も2回逆戻りした。 このコースが初めてのプレーヤーも多い土曜日の最終ホールで、こんなピン位置の設定では時間がかかるのも無理はない。結局ロングで9つ。上がりの2ホールで20も叩いては好スコアは望むべくもない。久々に「百獣の王」ライオンスコアである。頭にきてゴルフ場のおじさんに「なんであんなピンの位置にしたのか」と毒づいた。 後半のラウンドは3時間20分もかかり、前2組がバタバタと乗り込んだクラブバスには乗れず、ゆっくり風呂につかって冷えた体を温め、最終5時半のクラブバスに乗って飯能駅前の宴会場に向かった。 優勝はなんと俺と同スコア110の竹橋の会社の秘書課の重鎮F君。116と叩いた経理のMくんが3位だ。新ぺリア方式は何があるか分からないね。前半後半トータルで500万円ずつ握っている鬼瓦とは、前半1打差で勝ち、後半イーブン、トータルで1打差。たった1打差で夏目漱石1枚をゲットした。この時だけちょっとすっきりしたが、それにしてもあんなに待たされては興ざめもいいとこである。 |
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