新年ゴルフの初打ちは先週土曜日、餃子の都でだった。昨年６月まで在籍した栃木の新聞社の新春社内コンペに呼んでもらったのだ。集合午前８時。西国分寺から行くにはちょっと辛い。で、前日から宇都宮入りすることにした。
何度も出入りしたが、泊まったことはない宇都宮一番のホテルに宿を取った。４冬過ごしたが体験したことのない寒さだ。ホテルの高いバイキング朝メシを食べ終わったころ、ピックアップをお願いした地元テレビの社長（前新聞社専務）から「まもなく着きます」とメールが来た。
気温マイナス４度。めったに着用しないヒートテックの股引をはいた。モゾモゾしてこれがあかんかったかなぁ。５組のコンペの第１組。同伴競技者は会長の鬼瓦、テレビ社長、共同通信の支局長を務め、俺も混ぜてもらっていたゴルフサークル「まことかい？」の会長だったＡくんである。
スタートの打ち降ろしミドル。珍しく２オンしたというのに凍ったグリーンの様子がつかめず４パットした。１年前このコンペで自己ベストタイの91で回ったゲンのいいコースというのに、こりゃ引きずりそう。この２年負けたことのない鬼瓦だが、連続銅成功の好調な滑り出しだ。５ホール目には銀。７ホール目のショートも銅。社長はここでニアピンの２段重ねゲットである。８ホール目鬼瓦鉄。一通リーチである。勝負強いなぁ。
前半を終わって俺は鉄１個だけの54。鬼瓦52、社長53、Ａくん50。午後頑張ればまだ巻き返せる。後半3ホール目のショート。カラーボールの鬼瓦の第１打をキャディーが「ちょっと足りない芦屋のボンボン」と言う。俺はまっすぐ飛んでナイスオン。ニアピンの旗に名前を書きながらグリーンに近寄るとオレンジボールがピンそば50㌢のところにあるではないか。鬼瓦なんなくバーディー。ニアピンバーディー鉄の７ポイント。こうなると手が付けられない。
ラス前のショート。Ａくんニアピンゲット。俺がオーケー鉄で浮かれていたすきに鬼瓦が６㍍の金を沈めた。一気通貫完成である。と、社長も３㍍の銅を決め、これまた一通完成。こりゃなんぼ負けるか分からないぞ。結局、鬼瓦はこの５年みたこともないプレーを続け、後半44。俺は50である。
風呂から上がると鬼瓦が満面に笑みを浮かべ、「はいキミ、マイナス78ポイント」。オリンピックでこんなにとられたのは久しく記憶にない。握りも1500両の負けだ。前夜の酒飲みで年男の鬼瓦に「いいこと教えましょうか。ＤｏｇはＧｏｄになるんですよ」とゴマをすったのがまずかったか。
しかし、俺もトリプルを打ったところがことごとく新ぺリアの隠しホールにはまり、ハンデが30も付いて見事17人中３位。その賞金でオリンピックの負けの半分を取り返した。たんたんとプレーしたのが最後に生きた。今年の目標は平均スコア100切りだが、104のスタートならまあまあか。
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今週の拙宅の花は「インスピレーション」という深紅のバラなどバラずくしです。
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