隠居志願のつぶやき2017

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...... 2018年01月23日 の日記 ......
■ 長靴出勤   [ NO. 2018012301-1 ]
 きのうの雪はかなり積もった。都心で23aというから多摩は30a近くに達したのでは。秋田で3冬過ごしているから、このくらいの雪はなんてことないが、都会の人間は雪に慣れていないからなぁ。
 自宅マンションから西国分寺駅まで徒歩5分なのだが、表通りは雪かきされていたり踏み固められていたりするものの、表通りに出るまでの100bが深い雪である。で、今朝はおじさんの底力とばかり長靴でアルバイト先に出勤した。少々早く着いたので、会社近くの「タリーズ」で珈琲で一休みした時に、紙袋で運んできた短靴に履き替えた。長靴は紙袋にしまい、帰りは会合のあった四ツ谷の蕎麦屋で履き替えた。
 駆け出しで6年いた福島時代も、秋田にいた時も冬は底がギザギザになっているブーツみたいな靴を履いていた。雪道を底がツルツルの革靴で歩くのは自殺行為である。分かっているのに首都圏ではけが人が670人も出たという。テレビで重心を落としてペンギン歩きをして、なんて叫んでいるのを聞くと、アホかいなと思ってしまう。秋田時代は都心で雪でころんでけが人続出というのを聞くとザマを見ろと喝采を叫んだものだった。
 福島でも秋田でも他に移動手段がないので、雪の降る冬でもチャリに乗っていた。あの家の前は雪かきをしていないから走行注意というところを何箇所か把握していたが、アイスバーンになっている大通りで、轍に引っかかって車道の中央側にチャリですっころんだことがあった。もはやこれまでか、と一瞬思ったが、後ろから来た乗用車が危なげなチャリがいると思っていたのか、すぐ急ハンドルを切ってくれて事なきを得た。横浜で路線バスが電柱に衝突している映像を見たが、雪道は常とは違うのだ。
 東京の雪は日中の日差しでだいたい溶けたが、北国の雪は根雪となり、春まで溶けない。たまには北国の辛さを味わうのも悪くはないのではないか。秋田時代の冬の俺の仕事は、事務所入り口のスロープの朝昼晩の雪かきだったもんな。

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