アルバイトが休みだったきのうの確定申告は、中央線が人身事故のため1時間ストップと気勢をそがれたうえ、30分列に並び、パソコンの表示に分からないところがあり、予想されたこととはいえ5万両も追徴されることになったため、ドッと疲れた。 会場の立川税務署には立川シネマシティの脇を通って行く。で、しばらく映画を観ていなかったな、空いた午後は映画を観てやろうと思い、シネマ1に行って阿部寛主演の「新参者」シリーズの最終章「祈りの幕が下りる時」のチケットを求めようとした。 ところが、「今日は今上映中の回だけです」。なんだなぁ。20分差でもう上映が始まってしまっていたのである。で、他にめぼしい映画はないかと見ると、どこかで大きな広告が出ていた「空海――美しき王妃の謎」というのが30分後に始まることが分かった。監督は「覇王別姫」のチェン・カイコー。KADOKAWAの角川歴彦氏が総指揮で、日本人俳優も染谷将太、阿部寛、火野正平らが出る。日本語吹き替え版で準主役の白楽天、楊貴妃の声は高橋一生、吉田羊がやる。「祈り」がダメなら「空海」にしちゃえとシニアチケットを買った。 さすが、チェン・カイコー、構想10年とやらで長安の街のセットを本格的に造るのに6年もかかったのだとか。しかし、この映画の英語のタイトルは「レジェンド オブ ザ デーモン キャット」で、空海とはあんまり関係ない。どちらかというと楊貴妃にまつわる化け猫の話だった。 長安の町並みはなかなかすごかったが、ストーリーはあまり関心しなかった。黒猫の演技をどうやって付けたのかと思った。しかし、映画館に行くと予告編が流れるので次々に映画を観たくなる。次は今月末封切られるメリル・ストりープとトム・ハンクスの「ペンタゴン・ペーパーズ」だな。 |
|